伽藍鳥‡ペリカン‡の止まり木

どうしたらいいのか　わからなかった。
どうしたいのかすら　わからなかった。


今でもはっきりわかるわけじゃないけどさ。



大人になろうともがいてた。
その姿は、手足バタつかせて駄々をこねてる子供のようで。

将来、未来が見えなくて。
逃げ出したくて。押しつぶされそうで。ただ悩んで、不安だった。


そこで。ちょっと自分に聞いてみた。

　「　どうして大人になりたいの？　　」
　「　未来が見えなくて何が不安？　」

・・・・・・・答えられない僕がいた。僕は答えを持ってない。


全ての悩みを飲み込んで、不安の上に座り込む。

この感情は今だからこそ。
この悩みが僕自身。


ちょっと考え直してみた。

大人になりたくてなった人なんかいなくて、気付けば大人と呼ばれてる。
・・・だって、どこまでが子供で、どこからが大人なんて誰も知らないじゃないか。
こっちのほうが事実に近い気がしない？

未来は見えないのが普通だし、不安は大切な感情で。


わかってたはずなんだけどな。

僕は僕で。俺は俺。・・・・・君は君だろ？
これは、決して変わることのない現実で。
　　　　　　　　　変えてはいけない人の道。


子供は　いずれ大人と呼ばれ。
悩みは　生きている意味を濃くしてくれる。
不安は　きっと僕を強くする。

　好きな人　を　愛する人　へと変えていくように。。。。。。なんてね。


もうすこし、自分自身を信じてみよう。

若さを武器に我武者羅に。なりふり構わず、止まらずに。
・・・・・・後悔？
後悔するならすればいい。
でも、それは「後」にするもので、「今」することじゃないだろう？


今でもはっきりわからないよ？
これから先もわからないかもしれないね。

わからないから　悩んで、考えて、悩み続けて生きていく。
それが　「　人　生　」　なのかもしれない。


・・・・・なんて、悟りを開いてみたりする。