カテゴリ:読書
:世界は驚きと歓びに満ちていると、 :博士はたった一つの数式で示した :―記憶力を失った天才数学者、と私、 :阪神タイガースファンの10歳の息子。 :せつなくて知的な至高のラブ・ストーリー著者最高傑作。 本屋さん大賞を受賞したり、どこの書店でも、 ロングランで目立つ所に陳列されていたり、と、 大絶賛の本書。 大分前に購入していたのだけれど、 今更やっと手にして読み終えた。 結論から言うとごくごく普通の作品だった。 文章力も構成も何もかも良くもなければ 悪くも無い、という優等生的作品。 巷では泣けると言われてるけど、 泣けるほどのものじゃなかった。 80分しか記憶が持たない博士、 それに気遣う親子、 このふたつの構図に暖かさを感じるし、 ほんのり切ない感じもあるけれど、 そして、数学の魅力にほんの少し取り付かれそうに なるけれど、 残念ながらそこ止まりでそれ以上の大きな感動は 感じることができず。 もし気になってる人がいたら文庫待ちで 充分と思います。 ただ、映画で言えば 「この森で天使はバスを降りた」や「八日目」などの 淡々としたアート系作品にしびれてしまう、 という人なら、感銘を受けるかもです。 つまり、ハリウッド的直球ど真ん中な、 エンターテイメント120%作品を好む人には向かないかと。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ すごく忙しくて久々の更新になっちゃいました。 気づいたら2週間以上も、アクセスすらしてない始末・・・ お買い物はちょこちょこしにきてたのだけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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