テーマ:DVD映画鑑賞(14213)
カテゴリ:映画
話題作「8人の女たち」のフランソワ・オゾン監督作品。
口コミも上々、パケ写や予告編もいい感じ。 「8人の女たち」も悪くなかったし、 この監督、私の印象では、フランスのペドロ・アルモドバルという感じ。 でもって、アルモドバル監督作品は、 モノによるけど、一応見ておこうと思うので、 オゾン監督に対してもそのように思うのだが、 なぜか今までビデオ屋で、 手に取っては借りずに戻してばかりいた。 今思うとこれは多分、私のインスピが「NO」と 言っていたんだな、と。 「8人の女たち」は悪くなかったけど、 一歩すべれば、かなりの駄作になったであろう危うい作品だった。 「スイミング・プール」というタイトルから、 面白いものが見れそうな予感がしない。 アート系作品だというのに、口コミが、 というか、口コミばかりが先行してるのは、 騙されそうだ。 こんなネガティブな先入観が多かったんですね。 じゃあ、借りるなよって感じかもしれないけど、 そこは、ミーハーなので、 やっぱり、見ないで決めるのはヤなんですよね。 というわけでやっと借りて見たのだけれど、 ここまで私のインスピが当たった作品も久々。 普通、期待が低い作品ほど、 裏切られて面白かったりするものなのに・・・・・。 面白い、面白くないは別としても、 何から何まで、 気に入らないだらけの作品だった。 映像や景色がキレイなのは、 ロケーションがそうなんだから当たり前。 そんなのには騙されない、残念ながら。 まずテンポの悪さ。 私はテンポの悪い作品はダメなんですよね。 で、そこに来て、意味のないアートメッセージ。 それから、主人公の心情描写。 秀悦に描いてるのかもしれないけど、 こんな女キライだし、 狭い人間だなーとしか思えなかった。 これに対してのオチも無かったし。 最後の最後に謎を残して、 「マルホランド・ドライブ」の後釜でも狙ったのか どうかはわからんけども、 それにしても、数々の伏線たちに無理がありすぎる。 うーん、ダメだ、文句しか出てこないや。 ところでこれって、原作の文庫を書店で見かけたような 気がするんですが、 どなたかタイトルわかりませんか? このままじゃ、原作がかわいそうなので、 原作を立ち読みして、 読めそうなら買ってみようかななんて思ったりしたのですが。 映像:★★★ 演技:★★★ 総評:★★ 映画館で見るなら:0円 DVD買うなら:0円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.28 06:26:14
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