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2005.09.28
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カテゴリ:映画
話題作「8人の女たち」のフランソワ・オゾン監督作品。
口コミも上々、パケ写や予告編もいい感じ。
「8人の女たち」も悪くなかったし、
この監督、私の印象では、フランスのペドロ・アルモドバルという感じ。
でもって、アルモドバル監督作品は、
モノによるけど、一応見ておこうと思うので、
オゾン監督に対してもそのように思うのだが、
なぜか今までビデオ屋で、
手に取っては借りずに戻してばかりいた。

今思うとこれは多分、私のインスピが「NO」と
言っていたんだな、と。

「8人の女たち」は悪くなかったけど、
一歩すべれば、かなりの駄作になったであろう危うい作品だった。
「スイミング・プール」というタイトルから、
面白いものが見れそうな予感がしない。
アート系作品だというのに、口コミが、
というか、口コミばかりが先行してるのは、
騙されそうだ。

こんなネガティブな先入観が多かったんですね。
じゃあ、借りるなよって感じかもしれないけど、
そこは、ミーハーなので、
やっぱり、見ないで決めるのはヤなんですよね。

というわけでやっと借りて見たのだけれど、
ここまで私のインスピが当たった作品も久々。
普通、期待が低い作品ほど、
裏切られて面白かったりするものなのに・・・・・。

面白い、面白くないは別としても、
何から何まで、
気に入らないだらけの作品だった。

映像や景色がキレイなのは、
ロケーションがそうなんだから当たり前。
そんなのには騙されない、残念ながら。

まずテンポの悪さ。
私はテンポの悪い作品はダメなんですよね。

で、そこに来て、意味のないアートメッセージ。

それから、主人公の心情描写。
秀悦に描いてるのかもしれないけど、
こんな女キライだし、
狭い人間だなーとしか思えなかった。
これに対してのオチも無かったし。

最後の最後に謎を残して、
「マルホランド・ドライブ」の後釜でも狙ったのか
どうかはわからんけども、
それにしても、数々の伏線たちに無理がありすぎる。

うーん、ダメだ、文句しか出てこないや。

ところでこれって、原作の文庫を書店で見かけたような
気がするんですが、
どなたかタイトルわかりませんか?

このままじゃ、原作がかわいそうなので、
原作を立ち読みして、
読めそうなら買ってみようかななんて思ったりしたのですが。

映像:★★★
演技:★★★
総評:★★

映画館で見るなら:0円
DVD買うなら:0円

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Last updated  2005.09.28 06:26:14
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