garden

2007/07/08(日)20:59

トゥルー・クライム ★★★

映画(109)

映画化は映画化でもCイーストウッド監督作というのが気になってさっそくレンタル&鑑賞。(原作本のレビューは昨日の日記デス)やはり、映画→原作はいいけど、原作→映画はダメですねぇ。なるほどそこをカットするのかぁ~と感心する部分もあるけど、それカットしちゃダメでしょ?と思うところが多すぎて。巨匠のことを一消費者の私がこんなこと言うのもアレですが、Cイーストウッド監督のイメージは私の中では「可も無く不可もなくな作品を正統に作る優等生的作品を生む人」なので、どんな調理をするのかなぁ~と思いつつ、そんなに期待はしてなかったけど、ここまで画で魅せる無言の作品とは思わなかった。原作がおしゃべりが過ぎるだけに、テイストで言えば正反対。だから、原作ではお腹いっぱい気味だったけれど、物足りなすぎて・・・・・。本作、決して悪いものじゃあないんですが、やっぱり「優等生」的なんですよねぇ。例えば、学は無いが気持ちが良い子の手紙は、下手かもしれないけど、訴えるものが多々ありますよね?でも、学があって気持ちが(愛が?)ない手紙は、非常に読みやすいけれど、「それだけ!」じゃないですか?それだけとは言わないけどそんな感じ。すごくわかりにくい例えですいません;;まぁこれを見たことによって原作の素晴らしさ(アクの強さ?)が改めてわかったという点では見てよかったのかな、などと思ったりもしますが。そんなわけで、映画を見て少しでも感じるものがあった人は、是非とも原作をお読みくださいませw普段本を読まない人でも、翻訳書が苦手の人でも、映画のように淡々としているのではなく、走り出したら止まらない、という表現が一番適切かな?と思うくらいのノンストップストーリーなのでさくさく読めちゃうと思います。↓原作本  ちなみに。映画じゃ泣けなかったけど、原作では泣けましたよ。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る