2009/02/09(月)22:52
魂萌え! ★★☆
原作を結構前に読んでいたので、機会があったら見てみたいなと気になってた映画。原作はぶ厚いけど、一気に読ませるパワーには満ちてるけど、伝わるものが少なく、桐野作品にしてはいまひとつな感じだったような。ってかなりオボロゲな記憶;まーあんまり覚えてないってことはそんなにでもなかったってことなんだろーけど。主演は風吹ジュン。おばあちゃんに差し掛かった女性でも、いくつになっても女なんだなー、きれいでありたい、おしゃれをしたい、そんなふうに思うもんなんだなー、と再認識。脇を固める役者陣も常盤貴子とか、なかなか豪華でした。でもこの映画、原作ほど、葛藤が深く描かれていないかなー。幸い、風吹ジュンのがんばりで薄っぺらいものにまでは成り下がってないけど、もうちょっと熟年女性の葛藤をきっちり描ききってほしかったかな。終わり方もなんだかなーって感じだったし。まー原作読んでるから、多分、目が厳しくなっちゃってるとは思うんだけれども。とりあえず期待しないで見る分にはまずまずの作品なんじゃないかと。日本映画ほんとレベルあがったなーと最近常々思う。こういう作品は50歳すぎくらいにまた見たら違う感覚を覚えるんだろうなー。