如月劇場

起死回生の男、如月拓だ。

今日は野球部の先輩の春の県大会二回戦。相手は超強豪、甲子園にも行っているチームだ。気合いが入らないわけがない。先輩達は（勿論俺達も）燃えていた。

一年の、特に試合の日の朝は早い。１０：００プレイボールなのに対し、一年の集合はなんと６：００。しかも少し前に行って準備などをしないといけないからもっと早い。俺の起床時間はなんと４：３０だった。生き地獄もいい所である。

高校に着いたのが５：４０。俺が一番乗りだった。しかし、あまりにも早く行きすぎて、校門が開いていなかった。自転車にまたがり、大荷物を肩に掛け、阿呆のように呆然と立ちつくす俺。生き地獄その二である。結局友達が来るのを待って、協力してチャリを無理矢理校門の上から越す事にした。ナイスチームプレイ。

４：３０起きが効いて、肝心の試合中に俺は爆睡した。ウトウトしながら「暴れん坊将軍」や「アフリカン」や「サウスポー」や「バンビーノ」を歌った。我ながら頑張った。よくやった。俺。なのに試合は負けた。やはり炎の追い上げの途中で俺一人だけ夢の中にいたのがまずかったのか・・。けど夏じゃなくて良かったジャンｗ。先輩方には最後の夏。頑張って甲子園に行って欲しい。

今日の愛曲「ロードオブメジャー」「偶然という名の必然」