テーマ:チョコ大好き♪(1086)
カテゴリ:フランス '07春(途中)
マルシアル(Martial)のお店の正面には、DRAGÉES(ドラジェ) そして店名のMartialと書かれています。ドラジェ専門店にみえますね。
マルシアル ドラジェとはアーモンドに糖衣がけをしたお菓子です。 中心がチョコレートのものもあります。 その歴史は古く、マルシアルのHP の「ドラジェの歴史」のページでは、ドラジェの起源は、砂糖菓子に魅了されたローマの名門ファビアス家のJulius Dragatus によって紀元前177年に考え出されたもので、アーモンド、くるみ、蜂蜜で包んだ香料(épices)でできているdragatiを用意し、お祝いの日に人々に贈ったとされています。 ドラジェは赤ちゃんの洗礼、聖体拝領、結婚、その他人生の様々な重要な幸せの場面に登場します。お菓子の中でも、特別な意味を持つものなのですね。 マルシアルのHPには、フランスの歴史上の有名人のドラジェに関する逸話も紹介されています。 「ギーズ公爵(duc de Guise)が暗殺された時、手にドラジェのボンボニエールを持っていた」他、アンリ4世、リシュリュー、ルイ14世、ナポレオンなどの色々なお話も。 辞書を片手に、一つの砂糖菓子を愛した王侯貴族の話を読み解くのは面白い作業です。私の語学力では、時間がいくらあっても足りません~。 (以前旅した時に、ギーズ公爵が暗殺されたブロワ城に行ってきました。あの場所で、ドラジェを持って…と考えると、ものすごい臨場感が。。。) と、ここまでドラジェについて説明しながら、マルシアルのドラジェの写真がない ことに気づきました! 結局店内のほんの一角に、ちょこっとウェディング用のドラジェのコーナーがあるのを見かけただけで、そのスペースは本当に小さく、イースターやポワソン・ダブリルという時期的なこともあってか、お店のほとんどがチョコレートで埋め尽くされていました。 1924創業の老舗マルシアルですが、1997年にはショコラトリーのNEUHAUS-JEFF DE BRUGES(ノイハウス ジェフ・ド・ブルージュ)とグループとして出発。 現代ではドラジェだけの専門店という業態では難しいのかもしれませんね。 この時の私は、買いたい気持ちはドラジェから動物チョコへと大きく傾いていました。 店内には動物チョコが山盛りに! 雌鳥を2個、ウサギを1個ずつ、金魚も1個ずつ、卵を適当に…などと注文し、詰め合わせてもらいます。 ↑ホテルに戻ってから撮影 可愛い~!みとれてしまいます☆ いただいたパンフレットに写真入りで詳しく説明がのっていました。 オレンジのマーブルの魚はプラリネ&リ・スフレ(ライス・パフ)、茶色の雌鳥はガナッシュ・オ・ショコラ、小さな卵はヌガティン(カリカリッとしたもの)、茶色のウサギはプラリネとノワゼットなど、全て味が違います 帰国後白黒ウサギをいただきました☆ホワイトチョコとミルクチョコは外側に薄くかかっているだけで、センターにはジャンドゥーヤがぎっしり詰まっていました。美味しい~! パリのものではありませんが、ドラジェのイメージがわかない方のために、参考までに写真を↓ 可愛く包まれ、お祝いに使われます この後は、食品館ラ・グラン・エピスリー・パリにむかいます。 マルシアル (Martial) 79,rue de Sèvres,75006 Paris TEL 01 45 48 00 85 (月~土)10:00~19:00 (日) 休み メトロ10,12号線 Sèvres Babylone駅 ドラジェのお店に、何故チョコレートが?と思われたら ↓を押してこの記事を応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 [25] 旅で「あとでまた来る」はないと考えよう! に続きます パリお菓子の旅 もくじ<移動日・初日> へ戻る 《ガレットのお菓子日記~お菓子作りの道具と材料》(楽天)Homeへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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