テーマ:ヨーロッパ旅行(4172)
カテゴリ:マリー・アントワネットとエリザベート
一昨日、宝塚歌劇の「エリザベート」(雪組)を観劇してきました。
2004年6月にウィーンを旅した時の光景が目に浮かびます。 一つ一つの実在の場所を訪れた後の観劇なので、とてもリアルに感じました☆ 黄泉の帝王トートは別としてほとんどが実在の人物だと、改めて実感。 冒頭では、ルキーニ登場の後、ハプスブルク家代々の皇族が眠る霊廟で死者が蘇ります。 そこは カプツィナー教会 Kapuzinerkirche 地下の皇帝納骨所 Kaisergruft。 にぎやかな目抜き通り(ケルントナー通り)のすぐ裏にあります。 こんな市内の真ん中に!と驚くほど便利な場所に、そこだけ時がとまっているような沈黙の世界が広がります。 こちらでは、以前、巨大なマリア・テレジアの棺をご紹介したことがありますね。 フランツ・ヨーゼフ皇帝一家の棺は三人が並んでいます。 2004年 6月 左からエリザベート、フランツ・ヨーゼフ、ルドルフの棺 ルドルフの死は「うたかたの恋」で有名ですが、マリー・ヴェッツェラ男爵令嬢との心中説と、政治的背景のもとに暗殺されたという二つの説があります。 「うたかたの恋」では二人一緒のお墓に入りたい…という願いもありましたが、それは叶わず、皇太子は両親と並んで安置されました。 ここには今でもお花が供えられています。 ※ 教会内からは地下には行かれません。外に出て隣の入り口から入ります。 2004年 アウグスティナー教会 Augustinerkirche ウィーン市内、王宮の一角にこの教会はあります。 中に足を踏み入れると、ゴシック様式の高い天井にスッキリと美しいシャンデリアが並ぶ、清楚でエレガントな雰囲気に圧倒されます。 (ハプスブルク家の一族の心臓以外の内臓が安置されているシュテファン寺院 Stephansdom の重々しい雰囲気とは全く正反対です) このアウグスティナー教会で、“マリア・テレジアとフランツ1世”、“エリザベートとフランツ・ヨーゼフ1世”の結婚式が執り行なわれました。 政略結婚が多い中で、この教会で行われた二つの結婚式は恋愛結婚だったことは興味深いことですね。 (この美しい教会にはハプスブルク家の「心の納骨堂」があり、心臓だけが集められています!) 2004年 6月 シェーンブルン宮殿の庭園 グロリエッテ ↑ エリザベートとフランツ・ヨーゼフ皇帝が新婚時代をすごしたのは、夏の離宮シェーンブルン宮殿 Schloss Schönbrunn 。 姑のゾフィー皇太后との確執で追い詰められていくエリザベートは、宮殿を飛び出したくなって外を眺めたりしたのでしょうか。 2004年 6月 ウィーン市内 旧王宮 ミヒャエル門 ホーフブルク(王宮 Hofburg)は、この写真の旧王宮の他に、新王宮、スイス宮と広大な庭園があり、現在は様々な博物館として公開されています。 フランツ・ヨーゼフ1世の執務室やエリザベートがダイエットのために使った体操器具などもここに残され、公開されています。 2004年4月には王宮内にシシィ博物館がオープン。 エリザベートファンにとってはたまらない空間です♪ シシィ博物館については、写真家の南川三治郎氏の著書『皇妃エリザベート永遠の美』に美しい写真つきで詳しく紹介されています。 ドレスの複製品を見てはウエストの細さに驚き、肖像画の数の多さ、美しさにまた驚き…。 この後、エリザベートはヨーロッパ各地に放浪の旅に出るのですが、そこまで追いかけてみたいですね~。 買いすぎてしまったハプスブルク家やエリザベート関連の本を、またゆっくり読み返してみたくなりました。宝塚の「エリザベート」ももう一度観たい~ 『皇妃エリザベート永遠の美』 『ハプスブルクプリンセスの宮廷菓子』 南川三治郎・著 関田敦子・著 南川三治郎 著書いろいろ 「エリザベート」を観劇してみたい!と思われたら ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ガレットのお菓子日記 Homeへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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