2007/08/21(火)11:45
カー・ウント・カー(K.u.K.) オーストリア料理マイスターのスペシャルなランチ 2
オードブルの前にお隣のウィーン菓子店「ツッカベッカライカヤヌマ」の『ケーゼベッカライ』と、お店のおすすめで追加注文した『バインシンケン(骨付きもも肉のハム)』をいただくという贅沢ランチのスタートをきった私たち4人。
お店の方が、オーストリア料理がほぼ初心者に近い私たちに、とても詳しくお料理の説明をして下さるので、一つ一つに耳をすませながらメモをとります。
聞きなれない単語ばかり。ドイツ語は、まったく未知の言語です
↓ 本日のオードブル盛り合わせ
わっ きれい~。と、まずは見た目で満足。
奥の赤く涼しげにし泡立つグラス入りの液体は『トマーテンカルトシャーレ』。
トマーテン=トマトかな?と、赤い色から想像を。
これは当たりで、トマトの冷製スープでした。
トマトと野菜のスープに、ニワトコのシロップを少しいれているそうです。
右の黄色いのは『ゲミューゼパラチンケンローラーデ』
パラチンケンはお菓子の世界ではおなじみの単語。
トプフェン(牛乳製フレッシュチーズ。ドイツではクワルクと呼ばれる)を少し厚めのウィーン風クレープ(パラチンケン)で包みソースをかけて焼いたオーストリアの温かいデザート『トプフェン・パラチンケン』は有名☆
ローラーデはきっとロールのことなので、「『ゲミューゼ』をウィーン風クレープで巻いた物」? …正解~!
説明によりますと、ゲミューゼ=野菜。 なす、ズッキーニ、玉ねぎ、トマト等をラタトゥイユのように煮たものが巻かれていました。これは美味しい組み合わせ。
謎解きをしているようで、嬉しくなってきます♪
手前は、じっくり低温でソテーした『ラムの背肉』。
ルッコラを使った緑色の濃厚なオイルのソースが添えられています。
左の赤身のお魚は『ツォーレンラックス』。 ラックス=サーモン。
一見、生に見えますが、マリネしてあります。
サーモンのしっとり感が失われないように、ごく低温のオーブンで表面だけ火を通しているこの調理法。旨みがぎゅっと中に閉じ込められていて、先ほどの骨付きももハムのジューシーさに続き、最高の美味しさ
デイルと粒マスタードのソースでいただきます。
中央は『チロランシュペック』。
こちらは生ハムで、最初にいただいた骨付きももハム(バインシンケン)とは別物。
深みのあるお味で、もう美味しいという言葉以外に思いつきません~。
下にはフルーツトマトのスライスが敷いてあります。
シュペック=生ハム
シンケン =ハム
パンは小ぶりの『カイザーゼンメル』。ツッカベッカライカヤヌマのものです。お店で販売されていないので、貴重♪ 発酵バターをつけていただきます。
カイザーゼンメルの上の模様をつける型については、いつもブログを拝見させていただいている“パンとお菓子教室の先生”ビスケットママさんのページに説明が。
次はスープへ続きます
『ルューベンツァーンシャウムズッペ シュヴァルツブロート・シュトライヒェン添え』ってどんなスープ~~~???