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カテゴリ:お菓子ツアー07秋
ウィーンの伝統菓子の中でも日本で最もよく知られているのは、このザッハトルテかもしれませんね。
ドラマチックなザッハトルテの歴史は、次のページでふれることにして、ここでは オーストリア国家公認 製菓マイスターの称号を持つ今井伸哉シェフのお店 ナッシュカッツェのザッハトルテをご紹介。 4. ザッハトルテ Sachertorte 500円 今井シェフのザッハトルテは創始者フランツ・ザッハーのオリジナルレシピを守り続けるホテルザッハーのものと同様、杏ジャムが間にはさまれています。 しっかりとしているけれど重過ぎない生地は、つるっと美しく、上掛け(グラズール)で覆われています。 この上掛けは、チョコレートだけを流したものではなく、ザッハトルテ独特の製法によって作られています。 砂糖、水を加えて煮詰め、適度な温度にさまし、かたまらないうちに一気に上掛けするワザは、まさに職人の腕の見せ所。 実際に作ってみると、かなりタイミングの難しさに翻弄されます。 早く流しすぎると、ずるずるずるっと落ちてしまい、ケーキの上に上掛けが残りません。 遅すぎるとあっという間に固まり始め、分厚くかかりすぎて、甘すぎる重たいケーキになってしまいます。 そしてこの上掛けの舌触りもまた、独特。 ほんのわずかに砂糖が残るくらいのごくごく少ないシャリ感があり、パリッという食感ともチョコレートの食感とも微妙に違う、もちろんジャリジャリでもないザッハトルテならではの楽しみがここにあります。 ナッシュカッツェの上掛けは、しっかりめにかかっています。ザッハトルテに欠かせないよく泡立てた生クリームと一緒にいただくと、最高~ そうです。こんなに生クリームを絞ってどうするの? と驚くくらい、ウィーン菓子にはどっさりと、思い切り泡立てた生クリームが添えられてきますが、ザッハトルテだけをいただいた時よりも生クリームと一緒に口にすると、味がまろやかに、劇的に変わる面白さがありますね。 …ナッシュカッツェでマイスター今井氏が作る本場仕込みのザッハトルテが食べたい~~~!という気分になってきませんか? ふふふふふ。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ おまけにもう一つウィーン菓子を。 5. 赤い実とケシのケーキ (モーン・シュニッテン) Mohnschnitten 400円 モーン・シュニッテンのモーンはケシの実。 シュニッテンは長方形などの切り分けて食べるケーキのこと。 (丸いケーキはトルテ) 印象としては、焼き菓子の上にゼリーがけというなんとも不思議な食感。 どちらかというと、大人向けという感じがしました。 食べたことがあるような、ないような、何か懐かしい気もする謎めいたお味…。 あ、思い出した。 お正月のおせち料理の のし鶏(鶏肉の松風焼き)! あれもケシの実(または胡麻)で作るお料理でしたよね。 日本のケシの実は白い? ウィーン菓子では、モーンとよばれる黒ケシの実が炒ってすりつぶされたものが、多用されています。 この赤い実の赤は、ナッシュカッツェのアクセントカラーですね。 お店は、なんといってもバッケンの赤いつるつるのオーブンが光を放ちます。 店内でケーキをいただけるコーナーが左側にあります。 ケーキと一緒に飲み物を注文すると、飲み物が200円になるというのもすごく嬉しいサービスです 銀のお盆にのせて、こんなにきちんとサーブしていただけます。 こういう細かい所に、ウィーンの面影が… ナッシュカッツエ 横浜市青葉区荏田西2-15-1-102 045-211-4533 営業時間 10:00~20:00 定休日 月曜日 東急田園都市線江田駅徒歩6分 ザッハトルテの歴史 へ続きます お菓子ツアーの続きはアン・プチ・パケの真紅のケーキ へ 2007年秋 お菓子ツアー もくじ へ戻る ザッハトルテが食べたい!と思われたら ↓を押して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 《お菓子作りの道具と材料》 (楽天)Homeへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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生クリームがたっぷり添えてあるザッハトルテ☆
なんて素敵なのでしょう。モーントルテの赤い実のゼリーも魅力的です。コーヒーも200円というかわいいお値段。昔原宿のデメルでいただいたとき、ザッハトルテ(生クリーム少な目)が500円で、コーヒーが1000円でした。美味しく、お高く、ビックリするお値段のコーヒーでしたが、ザッハトルテには合っていたのでそれなりに納得いくお値段でした。 (2007.12.06 19:52:41)
ザッハトルテは好きです♪
シャンパーニュにも合いそうな気がします。 青葉区、実家からがくるまでいける距離かも♪ ぜひ訪問して、いただいたみたいですわ~~~ (2007.12.06 19:54:24)
ザッハトルテ、食べてみたくなりました~♪
本当に大変な技術のいる、難しいケーキなんですね。 だからこそ、頂いた時の感動もひとしおなのでしょう。 甘くない生クリームたっぷり付けて頂きたいです。 しかし、コーヒーが200円とは、なんと良心的なお店でしょう!! しかも、この銀のトレーがなんとも良い雰囲気ですね~♪ (2007.12.06 20:38:55)
>昔原宿のデメルでいただいたとき、ザッハトルテ(生クリーム少な目)が500円で、コーヒーが1000円でした。美味しく、お高く、ビックリするお値段のコーヒーでしたが、ザッハトルテには合っていたのでそれなりに納得いくお値段でした。
↑ デーメルは、いかにもウィーンを再現!ではありませんが、かなりお店の雰囲気にお金をかけていそうなので、ある程度は仕方がないですね~。場所も原宿ですし。 ケーキが目的で行くお店の場合、飲み物が良心的なお値段だと、ほっとしますね。 日本は海外に比べ(為替によってかなり変動しますが)外食費は安いような気がしますが、“しっかり東京値段”をとるお店は都心では増えつつあるように思えます。 この冬から色々な物が値上がりして困りますが、飲み物の価格を抑えていただけると、ケーキをもう一つ頼んでしまおうかな☆と思いますね~。 (2007.12.06 21:05:58)
>ザッハトルテは好きです♪
>シャンパーニュにも合いそうな気がします。 >青葉区、実家からがくるまでいける距離かも♪ >ぜひ訪問して、いただいたみたいですわ~~~ ↑ そうですね、お酒(が飲めないので正確なことは何とも言えませんが)にもあわせられそうですね~。 お菓子&パン激戦区の青葉区は、都心からもそう遠くない注目スポットですね。 (2007.12.06 21:07:45)
>ザッハトルテ、食べてみたくなりました~♪
>本当に大変な技術のいる、難しいケーキなんですね。 >だからこそ、頂いた時の感動もひとしおなのでしょう。 ↑ ウィーンでマイスターがザッハトルテを作るのを見た時には、これは家庭では無理!熟練の職人の世界!!と、スペシャリストの技に感動しました。 >しかし、コーヒーが200円とは、なんと良心的なお店でしょう!! >しかも、この銀のトレーがなんとも良い雰囲気ですね~♪ ↑ そうなんですよ。銀のトレーで運んで下さったのを見た時は、ちょっと感激しました♪ ヨーロッパでは、こうやって運ばれてくることがたまにありましたので。 でも、私たち5人は、オーダーしたケーキ5個を切ったり取り分けたりするのに机の上がお皿でごったがえしてしまい、せっかく出して下さったトレーをさげていただかなくてはならず、シェフのお心遣いに対し、申し訳なかったですけれどね~。 (2007.12.06 21:13:52) |
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