2009/11/13(金)13:40
パリセヴェイユの『フィグオランジュ』は 一つで大満足のお味
ふんわり優しいお味のケーキも好きですが、私が最も好きなタイプは “一個食べると、もう他のケーキは必要ない” と思うくらい「ガツッ!」と食べた気がする満足感が持てるもの。
自由が丘のパティスリー パリセヴェイユでは、金子美明シェフのそんなお菓子に出合えます。
『フィグオランジュ』 Figue orange 550円
figue=いちじく
この日買って帰ったのは、チョコレートのビスキュイの間にいちじくとオレンジのコンフィがサンドされた濃厚なチョコレートケーキ。
最近軽めのケーキをよく食べていましたので、これを見た瞬間、迷うことなく購入を決定。
寒い季節になってくると濃い味のチョコレートケーキに強く心惹かれます。
お酒を飲むのは体質的に苦手ですが、ケーキの中でしっかり効いているのは好き。
全体の流れとして、お菓子にあまりお酒を使わなくなっているようですが、この組み合わせには加えてほしい。
…という願い通り、グランマニエがしっかり香ります。最初に飛び出してくるのではなく、奥の方からじわじわっと出てくる感じ。
強すぎず、弱すぎず、程よいというのはこういうことだわ、と嬉しくなります♪
このあたりは、個人の好みによって印象が変わるでしょうね。
『フィグオランジュ』
一口目に、まず感じたのは、間に挟まれた黒いちじくのしっかりした「つぶつぶ感」。
ぷちぷちぷちぷちっという食感が頭を覚醒させます。
チョコレート生地はしっとり。水分を感じる瑞々しさ。
チョコレートケーキに“瑞々しい”という表現も何か変ですが、水っぽいというのではなく、ぱさっと火をいれすぎていない気持ちのいい口当たりの生地です。
オレンジもしっかり形が残ってサンドされ、上に飾られている姿同様に、いちじくとオレンジが対等な関係でチョコレートとがっぷり取り組んでいる印象。
オレンジもいちじくも、それ一つで主役になりえる素材ですが、こうして二つ並び立つのも素敵。また、それぞれにチョコレートとの相性も抜群です。
ほんの少しだけザクザクッとした、小さな粒が脳を刺激。かりっ。
最初砂糖の粒かな?と思いましたが、ごく細かいナッツかも。
これがまたいちじくとは違った食感で、もう一つのアクセントに。
どんどん食べ進むにつれ、満足感が積み重なってきます。
ビターチョコレートのガナッシュですが、量が進むと少しずつ甘さも重なる感じ。
ああ、チョコレートケーキを食べている、というハッキリした思いの中できれいに食べきります。
満足。
しっとり~。みっしり~。濃い。
いくつものケーキを並べ、一気に何個も食べていくというケーキの楽しみ方も存在しますが、パリセヴェイユのこのケーキは、一人でじっくり一つを食べて正解。
そしてまた、翌日別のケーキが食べたくなる…そんな気になりました。
以前ご紹介した『ムッシュ・アルノー』も、できれば一個だけをじっくり大切に食べたい、そんなお菓子です。
パリセヴェイユのお菓子についての今までの記事はこちら
パティスリー パリセヴェイユ Pâtisserie Paris S'éveille
金子美明シェフ
目黒区自由が丘2-14-5 館山ビル1F
03-5731-3230
営業時間 10:00~20:00
定休日 無休
イートインあり
東急東横線・大井町線自由が丘駅南口から徒歩3分
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