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カテゴリ:おすすめ本
何千軒もの食べ歩きの味を記憶し、比較できる特殊な能力を持つ “食のプロフェッショナル” たち。
その鋭い舌が厳選するガイド本『東京最高のレストラン』2010年版が、昨日発売されました。 発行以来9年目(9冊目)となる今回、今までの30点満点・5項目に分けて判断する評価をやめ、店全体の評価を 1~5個の王冠の数で表すという一目でわかる方式に変更。 さらに、今までは掲載されていなかった「最高のレストランはどこ?」というシンプルな疑問に答えるため、選者5名のうち3名以上が王冠5つをつけた店を “絶対に訪れるべき最高のレストラン” と明記。 各ジャンルの中で頂点に立つ最高のレストランはあるのでしょうか? 『東京最高のレストラン』 赤は2010年版 下の黄色い本は2008年版 じつは、2010年版の帯に「絶対に訪れるべき最高のレストラン」は「今年はわずか●店」と、数が書かれています。写真に加工して●のところを見えなくしていますので、想像してみて下さいね この本の大きな特徴は、選者5名が匿名ではなく、名前とプロフィールが明らかにされているところ。 年齢・性別・採点基準などを読み、自分と近いタイプの人がつけた評価を参考にすることができます。 話し合いの結果まとめた評価では、なんとなくいいお店だけが残ってしまい、「私が薦める店はここ!」という選者の強い好みが見えてこないおそれが。 そのため、一人だけが王冠5つをつけたマイベストのお店も、ジャンルごとにしっかり紹介。 個性的なお店や、まだ注目されていない名店がここで見つかるかもしれませんね 『東京最高のレストラン2010』 ここで素朴な疑問が。 一年に一冊「最高のレストラン」紹介本を出すということは、最初の一冊は良いとして、それ以降は毎年ほとんど同じ内容になってしまうのでは? 数店が入れ替わるだけでは、毎年売れ続けている謎は解けません。 この本の魅力は何でしょう? 一つには、フレンチ、イタリアンなどのジャンル別評価の前、冒頭に、かなりのボリュームで「今年の注目店」が紹介される点。 選者5名全員がそれらの店を訪れていますので、かなり正確な印象が伝わってきます。 また、座談会形式で、注目店に対し 5人それぞれの言葉で語られる部分が面白いですよ~。 話し言葉はテンポがよく、次から次へと飛び出すお料理やお店に対する感想と情報の量は膨大。 止めなければ一晩中でも話し続けることができるのでは?と思うほどです。すばらしい記憶力。 あらためて文字に留めると、聞き逃してしまいがちなものがはっきり見えてくるところも貴重。 食べている物の質も量も半端ではない“食のプロたち”が、どんな言葉で美味しさや店の雰囲気、店員の応対、そこでの発見を表現するのか、食ブロガー(といってもスイーツに偏っていますが)としては、大いに勉強になります。 写真に一切頼らず、文字だけで美味しさを表現する力って、すごいですねー。 ふぅ。変な時間にお腹がすいてきました。 まだまだこの本の魅力は語れますが、あまりたくさん分析してしまってもいけないので、このあたりでストップ。 昨日からざざっと読んでいますが、これからまた2008年版と比べてみたりして、じっくりと目を通していきます☆ 『東京最高のレストラン(2010)』 2009 2008 この本が読んでみたくなりました~♪と思われた方は ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリック、ありがとうございます! 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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一人が評価しているのでなく、でも匿名ではなく選んだ評論家の顔が見えるというのは魅力的な作りですよね!
味覚の好みってけっこうそれぞれだと思います。実際掲載されたレストランで食べて、誰の意見に自分の好みが近いかと考えると、次からの参考にもなりそうです。 ぴあで出版されていらっしゃるのね! (2009.11.14 11:52:25)
ガレットさんは2008年版もお持ちなんですね。
比べてみるのもいいですね。毎年は必要ないかも…。 ミシュランとは違った意味で注目の本ですね。 あそこは出ているのかしら?気になるわぁ。 (2009.11.14 19:26:40)
私自身、グルメじゃない!!ので、
って自慢しても駄目ですね;; でも、美味しい物や場所への知識は 知りたい=!って思う方なので、 とても興味があります。 ミシュランガイドよりは、より判りやすいのでしょうか? ガレットさんのレポも楽しみですぅ。 (2009.11.14 21:20:24)
>一人が評価しているのでなく、でも匿名ではなく選んだ評論家の顔が見えるというのは魅力的な作りですよね!味覚の好みってけっこうそれぞれだと思います。実際掲載されたレストランで食べて、誰の意見に自分の好みが近いかと考えると、次からの参考にもなりそうです。ぴあで出版されていらっしゃるのね!
↑ おっしゃる通りだと思います~* このお店がおすすめ!という所にでかけても、それが年代も性別も違う人からのお勧めだと、味はおいしくても微妙に居心地が悪かったりすることもあるでしょうね。 コメントがたくさん書かれていますので、そのコメントに共感できる方のおすすめを参考にするという手も。 「ぴあ」は若向きの雑誌、と思い込んでいましたが、どうやらそれだけではないようです。9年前からこういう本も出されていて、幅広い年代をターゲットにされているようですね。 (2009.11.15 01:29:10)
>欲しいです~~。でも買ったら今度は行きたくて行きたくてたまらなくなるんだろうな~~。買うまでは、ガレットさんのレポしのごうかしら~~(笑)
↑ そうそう、そうなんです。このお店をチェック、あのお店にいつ行く…と、次から次へと行きたいお店がでてきてしまって、、、食欲の秋でもありますし。 困ったものです★ でも、楽しみが増えました。 (2009.11.15 01:32:07)
>ガレットさんは2008年版もお持ちなんですね。比べてみるのもいいですね。毎年は必要ないかも…。
↑ 今年度版から採点方法ががらっと代わり、内容にも変更点が色々ありましたので、去年のを買っていて二年連続でも、十分楽しめると思います♪ 前半は特にまったく内容が違うので、なるほど、こうして変化をつけていくのね、と感心しました。 >ミシュランとは違った意味で注目の本ですね。あそこは出ているのかしら?気になるわぁ。 ↑ 気になるあのお店は、安定した人気で私が持っている2冊の本ともに掲載されていました。 ただ、シェフが交代されてからの評判が少し気になるところではありますが。 (2009.11.15 01:47:40)
>私自身、グルメじゃない!!ので、って自慢しても駄目ですね;;でも、美味しい物や場所への知識は知りたい=!って思う方なので、とても興味があります。ミシュランガイドよりは、より判りやすいのでしょうか?ガレットさんのレポも楽しみですぅ。
↑ ミシュランは、お店の写真とその説明…という形で、☆がいくつ、と書かれていますが、こちらの本は写真は一枚もなく、全て文字での評価。 座談会の様子をのせたりと、個性が光ります。 お店を評価する、という点は共通していますが、全く違った形の本と思ってもいいくらいです。 使いやすさは…人によってどちら、と好みが分かれるかと。 片っ端からお店に行ってみたくなって、困ってしまいます! (2009.11.15 02:14:21)
3年ほど前から読んでいますよ。
実は息子の店も登場させて頂いていて、毎年ハラハラものです。(本音) 今年もありがたい評価をもらいホッとしています。 不況で大変な世の中、頑張っている経営者にエールを送りたいですね。 (2009.11.16 20:05:38)
>3年ほど前から読んでいますよ。実は息子の店も登場させて頂いていて、毎年ハラハラものです。(本音) 今年もありがたい評価をもらいホッとしています。不況で大変な世の中、頑張っている経営者にエールを送りたいですね。
↑ はじめまして。コメントありがとうございます。 横浜太郎さんがおっしゃる通りですね。特に去年のリーマンショックのあたりから、高級フレンチは不況の波をかぶってたいへんな思いをされていると思います。 それでも、そう頻繁には(自腹では)訪れることはできないかもしれませんが、お店にはなんとか質の高さを維持して頑張っていただきたいと願っています。 息子さんのお店も掲載されていらっしゃるのですね。それはお楽しみですね。(ハラハラされすお気持ち、お察しします) このご本は、基本的に悪口批評はのせず、たまに辛口の意見があっても、掲載されるお店は“とりあげるべき価値がある店”というスタンスのようです。ですから、安心して読んでいます。 (2009.11.17 00:11:27) |
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