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2010.02.03
テーマ：●食べた物の画像♪(84871)
カテゴリ：サロンデュショコラ'10
杏と塩、パンプキンシードオイル、生姜、梅、柚子…。
どんなチョコレートなのかすぐには想像できないようなボンボンショコラを展開されているのは、水野直己シェフ。 シンプルな形の中に隠された奥ゆかしい味わいに、新鮮な喜びをおぼえます。  写真撮影・ブログ掲載許可をいただいています ナオミミズノ×洋菓子マウンテン 『ルージュ』 1,575円 パンプキンシードオイル、柚子、ナチュール、ハチミツ、杏と塩 水野シェフは、2007年にパリのサロン・デュ・ショコラ会場で行われた世界大会「ワールドチョコレートマスターズ2007」で総合優勝を成し遂げた実力派。 フランスでは Le Grenieer à pain のミシェル・ガロワイヨ氏のもとで修業。 帰国後、吉祥寺の二葉製菓学校の講師を経て、現在は京都府福知山市のご実家「洋菓子マウンテン」で仕事をされていらっしゃいます。 昨年に続き、今年もサロン・デュ・ショコラに参加。 以前よりず～っと気になっていましたので、今回は真っ先に購入しました   ナオミミズノ×洋菓子マウンテン 『パンセ』 1,575円 ※他に『マロン』のセットもあります 世界大会に出されたという杏と塩の組み合わせにも強く心惹かれました。でもそれは次回のお楽しみにし、『パンセ』という名前に水野シェフの思いがたくさん詰まっていそうな気がしてこちらにしました。  pensée＝考え、思い、思想  ナオミミズノ×洋菓子マウンテン 『パンセ』   『ウメ』 ※左右の縮小率はあわせていません ミルクチョコレートの甘さは控えめ。 最初、梅干しのような酸味を覚悟して食べ始めましたが、「梅」と最初にチェックしていないと何の風味だか一瞬ではわからずに迷いそうな控えめな奥ゆかしさ。 目をつぶり、舌先に神経を集中させ、ショコラをころがしすりつぶしていくと、柔らかくなめらかなガナッシュの奥から鼻の奥に伝わってくるわずかな感覚…あぁ、梅だわ。 とても繊細な味わい。水野シェフが梅を表現するとこうなるのか～。 濃い珈琲をあわせるとわからなくなってしまいそうなので、ここは煎茶で？   『ユズ』 ※左右の縮小率はあわせていません こちらはｊはっきりと一かけら目から必ずわかる柚子の香り。 ほんの少し、ごくごく少量食べただけでもすぐに感じる日本の柑橘系。ゆず、ゆず、間違いない フルーツ系ショコラがお好きな人のど真ん中、といった味わい。 世界各国の人にむけてわかりやすく通用するチョコレートなのでは、と思います。 上がけビターチョコレートは薄く軽め。それほどビター！という感じはしません。甘さ控えめ。 中にごくごく小さな柚子のゼスト入り。こんなに小さいのに強烈なパワー   『ショコラピエール』 実は今、水野シェフが力をいれていらっしゃるのはこのショコラピエール。 ピエール（pierre）とは石ころのことで、水野シェフが子ども時代に京都の曲良川の河原で“石投げ”をした思い出を形にしたとのこと。 そういった思いを自分の作品にこめるって素敵ですね。 水野シェフのショコラは、五感を研ぎ澄ませ、集中してじっくりいただきたいお味でした。 リピート決定です。  和泉光一シェフ・水野直己シェフ 和泉シェフと水野シェフが語らっていらっしゃいました。 和泉シェフは現在出店準備中で、今回はオブジェのみ参加。多くの人が足をとめ、その前で見入っていましたよ。   和泉光一シェフのオブジェ  パンフレットとサロン・デュ・ショコラオフィシャル・ムック 水野シェフはというと、お気づきの方も多いと思いますが、サロン・デュ・ショコラ2010の公式サイトのトップやパンフレットの表紙になっている仮面を制作されています。 その仮面は、会場ではこちらの↓オブジェに。  水野直己シェフのオブジェ 洋菓子マウンテン （Pâtisserie MOUNTAIN) 京都府福知山市字天田南本町269-3 0773-22-1658 営業時間 10：00～19：00（日曜、祝日は18：00まで） 定休日 水曜日 山陰本線 福知山駅より徒歩10分 地図 ※サロン・デュ・ショコラ2010 東京は、2月1日（月）で終了しました。 その後、日本各地で引き続き行われています。 2010年サロン・デュ・ショコラ レポート もくじ サロン・デュ・ショコラのその後の日程はこちら↑ 2009年サロン・デュ・ショコラ レポート 2008年サロン・デュ・ショコラ レポート  サロン・デュ・ショコラオフィシャル・ムック「ナオミミズノ」のショコラが食べたい！と思われたら ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪   こちらも↑クリックしていただけると嬉しいです 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま～す。 ガレットのお菓子日記 Home へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[サロンデュショコラ'10] カテゴリの最新記事
水野シェフ、気になっていました。
ガレットさんがリピ決定とおっしゃるなら、相当美味しいのでしょうね。食べてみたいわぁ。 週末京都に行きますが、福知山までは足を延ばせないわぁ…。 和泉シェフのお店、楽しみですね♪ (2010.02.03 13:33:31)
水野シェフのショコラ、とても繊細そうですねぇ。
しかも、ガレットさんがリピ決定とは凄い!! 京都と言っても福知山は日本海側、簡単に行ける場所ではありませんね～。 でも、とても良い所だと聞いています。 きっとそういう土地柄が、この繊細なスイーツの土台になっているのでしょうね。 オブジェの仮面も、凄く素敵です♪ (2010.02.03 19:56:51)
わ～このショコラピエール、私が行ったときには売り切れでした～。
皆様本当にお早い！ 京都だし、いっか～と思って購入しておりませんでしたが、残念なことしちゃったかも～。 (2010.02.03 20:06:06)
＞水野シェフ、気になっていました。ガレットさんがリピ決定とおっしゃるなら、相当美味しいのでしょうね。食べてみたいわぁ。週末京都に行きますが、福知山までは足を延ばせないわぁ…。
↑ 口どけはいいのに、少し口の中に滞在している時間が長い…といいましょうか、ゆっくり溶けて長く楽しめるようなそんな不思議な印象をうけました。 すごく「繊細」という言葉があいそうなショコラでしたよ～。 地理関係がよくわからなかったのですが、福知山市というのは、いわゆる祇園とかのある京都からはけっこう離れているようですね。 （それだけに、こういうイベントに出ていらしていただけるのはありがたい♪） ヴェルデさんの“週末の京都”、なんだか美味しそうな響きがしました…。 ＞和泉シェフのお店、楽しみですね♪ ↑ もう、本当に喉から手がでるほどの思いで待ち続けています～。オープンされる日には大混雑でしょうね☆ (2010.02.04 23:53:07)
＞水野シェフのショコラ、とても繊細そうですねぇ。しかも、ガレットさんがリピ決定とは凄い!!
↑ 別のことをしながらポイポイと口に放り込んではもったいない、じっくり味わいたくなるショコラでした。 まさに「繊細」という言葉がぴったりのお味でしたよ～☆ ＞京都と言っても福知山は日本海側、簡単に行ける場所ではありませんね～。でも、とても良い所だと聞いています。きっとそういう土地柄が、この繊細なスイーツの土台になっているのでしょうね。 オブジェの仮面も、凄く素敵です♪ ↑ コンクールで優勝されても、都会から離れたご実家を大切にされ、しっかり後継ぎとなってお店を盛り立てていらっしゃるご様子、いいお話ですね。 日本海側なのですね？ ひとことで京都と言っても広いですねー。 故郷を大切にされていらっしゃるのでしょうね。 こちらの仮面、イタリアっぽくて素敵ですよね。もっと他にも色々な作品を拝見してみたいです♪ (2010.02.04 23:59:49)
＞わ～このショコラピエール、私が行ったときには売り切れでした～。皆様本当にお早い！
京都だし、いっか～と思って購入しておりませんでしたが、残念なことしちゃったかも～。 ↑ 国内のものはなんとなく手に入りやすいような気がして、こういったイベントの時には後回しになってしまいますものね。わかります。 コンクール優勝というのは、一つのわかりやすい美味しさのお墨付きですが、実際にいただいてみてそのレベルの高さに納得♪ 丁寧に作られた上品な美味しさを堪能しました☆ (2010.02.05 00:04:48)
私は昨年以来のリピート決定者で(笑)、今年はもちろん、３箱とも買いました。どれも美味しかったですねー。
冬だけアルバイトとして働きに来るというスタッフの方のご実家で採れる蜂蜜を使ったボンボンショコラ、 非常に蜂蜜の風味が強く、印象的でした。 セミナーでは、そのスタッフの方のことを話されて、 「ここで君のことを話したよって言ったらきっと喜びますよ♪」と、嬉しそうな水野シェフでした。 ショコラピエールのパッケージ写真は、 実は、水野シェフのお子さんのお写真だそうです。 ご自身の子供の頃のイメージ・・ということだそう。 私は、今月京都に行くので、ようやくお店にお伺いするつもりです。 (2010.02.05 23:53:43)
＞私は昨年以来のリピート決定者で(笑)、今年はもちろん、３箱とも買いました。どれも美味しかったですねー。
↑ さすがひらりさん、３箱コンプリートですね♪ 口どけがよいのにシュッと消えてしまわず長くなめらかな余韻が楽しめる、とても印象の強いショコラでした。本当に美味しい！ ＞冬だけアルバイトとして働きに来るというスタッフの方のご実家で採れる蜂蜜を使ったボンボンショコラ、非常に蜂蜜の風味が強く、印象的でした。セミナーでは、そのスタッフの方のことを話されて、「ここで君のことを話したよって言ったらきっと喜びますよ♪」と、嬉しそうな水野シェフでした。 ↑ 水野シェフのセミナー、めったにない貴重な機会ですね。スタッフを大切にされる姿勢も素敵です☆ ＞ショコラピエールのパッケージ写真は、実は、水野シェフのお子さんのお写真だそうです。ご自身の子供の頃のイメージ・・ということだそう。 ↑ そうなんですか！現代の子どもではなく、昔っぽい撮り方をされている気がしましたが、ご自分の少年時代を再現してもらったんですね。ほぉ～。 ＞私は、今月京都に行くので、ようやくお店にお伺いするつもりです。 ↑ 地理感が全くなかったので福知山市がどこにあるか知りませんでしたが、祇園などのいわゆる京都からずいぶん離れたところにあるらしいと今回初めて知りました。 食べ物の話を通じて地理を覚えるのもいいわ～、と思っています。がんばって行っていらして下さいね！ (2010.02.06 01:41:45)
はじめまして★
こんなに詳しくサロンデュショコラをレポートしているブログがあるなんて！！ 今年は行けなかったので、ガレットさんのレポートを拝見して楽しませていただきました♪♪（^0^*） ショコラティエの水野さん、かなり気になります！京都に行った時にはぜひチョコレートを食べてみたいです。特に杏と塩はすごくおいしいんだろうなぁ～と思わされました！ サダハルアオキ、メゾンデュショコラなどの有名どころに加え、このブログで知って食べてみたいなと思うショコラがいくつかありました。 楽しいレポート、ありがとうございます★ (2011.02.18 20:36:19)
＞はじめまして★こんなに詳しくサロンデュショコラをレポートしているブログがあるなんて！！
今年は行けなかったので、ガレットさんのレポートを拝見して楽しませていただきました♪♪（^0^*） ↑ はじめまして。コメントありがとうございます☆ サロン・デュ・ショコラは、海外から人気ショコラティエが集まり、日本国内からも実力者が出店する貴重な機会ですので、毎年楽しみに取材しています♪ 記事で少しでも会場の雰囲気をお伝えできれば嬉しいです～。 ちなみに今年2011年のもくじは↓ http://galette20.blog65.fc2.com/blog-entry-214.html 書きかけのまま、まだ放置している記事もあり、ごめんなさい～！ ＞ショコラティエの水野さん、かなり気になります！京都に行った時にはぜひチョコレートを食べてみたいです。特に杏と塩はすごくおいしいんだろうなぁ～と思わされました！ ↑ 水野シェフのお作りになるチョコレートは本当に美味しく、世界の有名ショコラティエの中に混ざっても全く遜色ありません。本気でおすすめできるレベルの高さです♪ ただ福知山市というのは、京都中心地からすこし離れているようですが…。機会があればぜひぜひお出かけ下さいね。 ＞サダハルアオキ、メゾンデュショコラなどの有名どころに加え、このブログで知って食べてみたいなと思うショコラがいくつかありました。楽しいレポート、ありがとうございます★ ↑ 長文お読み下さって、ありがとうございます～。 (2011.02.18 22:08:52) |
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