ガレットのお菓子日記

2010/07/13(火)00:14

スープは消え、サラダが活躍 @リヨン オーストリア、フランス列車の旅<9>

オーストリア・フランス '10初夏(26)

 大盛りサラダ、大流行。 特にフランスで強く感じたことですが、訪れたどの町でも食事に占めるサラダの割合がとても大きくなっているような気がします。健康志向?  温野菜ではなく生野菜にヴィネガーなどをかけてしっかりと味つけした具沢山のサラダが、フランス料理の食事構成に、今、かなり大きな変化をもたらしているのでは。  2010年6月14日 リヨン LE WINCH  サラダと『フリット(フライドポテト)』 手前は『シェフのサラダ』  奥は『サラダリヨネーズ』 テーブルからはみ出そうなほどの大皿!  『シェフのサラダ』は、何種類かのチーズがたっぷりと。チーズ好きには嬉しい嬉しい♪ チキンと胡桃のガリボリ感も相性良し。 テーブルに出た瞬間は、あまりのお皿の大きさにどん引き。それでも美味しくいただいて、ごきげんに完食。(ポテトは少し残しましたが…)  『リヨン風サラダ』は、やや大きめの四角にカットしたフランスパンをこんがり焼いたクルトン、ベーコンのソテー、ポーチトエッグがグリーンサラダの上に。        『リヨン風サラダ』  リヨンの夜、8時過ぎ。 フランスに到着した友人と合流し、二人で夕食をとりにブションが並ぶ賑やかなメルシエール通りへ。 お店の前にはメニューが出ています。さほどお腹はすいていなかったので、軽そうな食事を出すお店を探して通りをうろうろ。 とりたてて予約は入れず、賑わっているお店を適当に選んで入ります。  このお店だけでなく、この後に行くフランス地方都市の色々なレストランでも、あまりスープを見かけることはありませんでした。 昔でしたらオードブル、スープ、メイン(魚か肉、あるいは両方)、デザートというコースの中で、スープはかなりの確率で登場していたような気がするのですが…。 今はスープに代わって、サラダが前菜になったりメインになったりと、大活躍。  つまり、サラダ(前菜)・肉料理・デザートというコース、または前菜・サラダ(メイン)・デザートという食べ方をしている人をよく見かけました。  食べすぎで胃が疲れてきた時に、ポタージュスープとパンだけで軽く夕食を、と思って探しても、気軽に入れるお店には本当にメニューにスープの文字がありませんでしたよ~。 オニオンスープは時々みかけます。あとは、ハンガリーのグーラッシュという牛肉とパプリカのスープくらいで、ポタージュもコンソメも死語の世界?  ※簡単に食事ができるお店では「前菜・メイン」だけのムニュ(Menu=セットメニュー)や、「メイン・デザート」だけという組み合わせもあります。   パンはいつでも必ず登場。どれも美味しい♪  デザート『クレームブリュレ』  この日選んだお気軽Menuは、13.50ユーロ(1,546円)    Salade XL au choix ? la carte お好みのサラダ(選択可)    et    Une assiette de frites フライドポテト一皿    et    Dessert デザート(選択可)  assiette=お皿 サラダの後の「XL」って何?と思いましたが、おそらくサイズでしょうね☆「超・大」 『モアルーショコラ』 Moelleux Chocolat  私が頼んだデセールは、濃厚なモワルーショコラ。 ああ、また重いものを頼んでしまった。 もしかしてセンターからチョコレートソースがとろっ?というタイプかと思いましたが、全体が均一に滑らか。 “とろける”というよりはまろやかで口あたりがよく、甘すぎず食べやすいビストロのデザートでした。 カスタードソースと生クリームとあわせていただきます。満腹。 リヨンのブションが集まる賑やかなメルシエール通り(Rue Merci?re) お店の前にはぎっしりとテーブル席が出ていて、店内よりも外の席の方に人が集まっています。 道行く人は通りがかりに、そのお店がどんなお料理を出しているのか、のぞき見できますね。                      LE WINCH 店内 どちらかというとお酒中心のお店かも  雨が降ってきそうでしたので、私たちは店内でいただきました。 ※ブション(Bouchon)とは、広義ではリヨンの地元料理を出す庶民的なビストロと言ってよいかと思いますが、厳密に言うとブションと名乗ってよいお店には決まりごとがあるようです。 bisou(ビズ)というフランス情報誌のHPのコラムによれば、ブションの料理が伝統的なお母さんの料理であり続けるために、いくつかの基準をクリアしたお店に“Authentique Bouchon Lyonnais”という認定ラベルが与えられ、それを持つお店だけが本物のブションと名乗れるのだといいます。  とはいえ、ミシュランの星つきレストランも集まる美食の町リヨン。 「正当なブション」でないとしても、ふらっと立ち寄ったお店で十分に美味しい料理と巡り合える確率は高いのでは。    ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~  *  ~  ストラスブールのレストランの前に貼りだされていたサラダのメニュー。 大皿で充実のサラダ!確かにメインにしてもよいボリュームですね。 各地方の名前がついているようですので、それぞれの特色を食べ比べてみたい…。 ストラスブール メゾン・カメルツェルのサラダだけのメニュー お菓子・雑貨で買いたかったもの に続きます オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次 スープはどこで飲めるの~? と思われたら  ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪   一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。     ↓       ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home

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