2010/07/20(火)01:35
ウィーン深夜のカップケーキ オーストリア、フランス列車の旅<12> 【旅のダイジェスト・初日 ウィーン】
ウィーンの老舗カフェの一つゲルストナーが、ショーウィンドーいっぱいにざっと数えて50個も飾っているのは、なんとカップケーキ!
それも、少し前から流行しているクリームを盛り盛りっと上に絞るタイプのカラフルでデコラなカップケーキです。
夜の町歩きの時、ひときわ目をひいたショーウィンドーは↓こちら
ゲルストナー(Gerstner K.u.K.Hofzuckerb?cker) 『カップケーキ』
K.u.K. = Kaiserlich und K?niglich(皇室及び王室)
K.u.K.Hofzuckerb?cker = 皇室および王室御用達製菓店
※1867~1918年オーストリア・ハンガリー二重帝国では、オーストリア皇帝はハンガリー(他の)国王を兼ねていたため
…なぜ、こんなにたくさんカップケーキを並べているのか…。
前のページでご紹介したマカロンといい、このカップケーキといい、老舗が定番商品を守るだけでなく、国を越え、世界の新しい流行も積極的に取り入れてウィーン菓子を発展させていこうとする強い意気込みが感じられます。
保守的と言われ続けたウィーン菓子が変わりつつあるのかも?
今後も目が離せませんね。
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ウィーン訪問の大きな目的の一つはカフェ巡り。お菓子だけでなくランチや夕食もカフェですますことができるか実践です。
目的のカフェに向かいつつ、お店が閉まった後も楽しめるショーウィンドーを眺めながら歩きます。
ハイナー(K.u.K. Hofzuckerb?cker L. Heiner) 閉店後のショーケース
夜中でも明るいお菓子屋さんのウィンドーに、コンフィズリーが所狭しと飾られています。こまごましていて可愛い~。
朝になると砂糖菓子のお皿に代わって作りたてのケーキがずらっと並びます。
ウィーン初日の夜、18時25分ウィーン空港着のはずが、乗り継いだスイスで飛行機の出発が1時間半も遅れたため、結局ホテルに着いて夕食へと外に出たのは21時30分。
貴重な夕食の時間が消えてしまった!?
この時間から普通に一人で夕食を食べるのは難しい?
機内で食べ続けていたことに加え遅い時間に重い物を食べる気にもならず、とりあえず深夜まで営業しているカフェに向かい歩きだします。
車が通らない道路には、レストランやカフェがテーブルと椅子を出しテラス席を作っています。
ヨーロッパではこの季節、こぞって外でお茶や食事をとりますね♪
…遅い時間と思いましたが、夜の9時半や10時頃、町では大皿の夕食を平らげている人の多いこと多いこと。そういえばこの国では夕食の時間が遅いのでした。
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カフェモーツァルト (Caf? Mozart)
ケーキはカフェラントマン(Caf? Landtmann)と共通
カフェラントマンは2009年に東京・青山に海外初の支店を出していますね。
22時頃オペラ座の目の前 カフェモーツァルトのテラス席で軽食を。
ここなら女性一人で食べていても違和感はありません。
左:ホテルザッハーの店頭に飾られた箱入りザッハトルテ 海外発送もこの形
右:カフェモーツァルト お店の前に作られたテラス席
ザッハー カフェ (Sacher Caf?s)Stub 『ザッハトルテ』
ザッハーカフェも、テラス席は気持ち良さそうにお茶する人たちで夜遅くまで賑わっていました。本当に夏のウィーンは、どのお店の前にもテラス席が出ています。
お腹はふくれている気はしても、ついついフラフラと引き寄せられ、美しい内装の店内へ。
格式のあるホテルですが、カフェは気楽に入れるのがいいところ。
ケーキとコーヒーをいただきます。
※食べた物に関しては、また別のページでご紹介を
クリムトなど絵画の中に描かれた模様の一部を利用したモダンなバッグや置物
夜遅くまでショーケースは明るく、一つ一つのウィンドーには凝った飾りが。
お菓子屋さんだけでなく、雑貨屋さん・食器屋さんなどを見て歩くのも楽しい。
ウィーン 23時すぎのシュテファン寺院
美しくライトアップされた巨大なシュテファン寺院は、ウィーン中心部の目抜き通り、グラーベン通りとケルントナー通りが交わる所にあります。
その周辺は、夏には深夜遅くまで賑わいをみせているので、女性一人で歩いていても怖さは全くありません。
2010年6月10日 23時22分 グラーベン通り中央にぼーっと浮かび上がるペスト記念柱
グラーベン通りの突き当たり、高級スーパーのユリウス・マインルを目にして左に曲がると、シャネルやティファニーなどブランドショップが立ち並ぶコールマルクト通りが。
デーメル(K.u.K.Hofzuckerb?cker Demel)もコールマルクト通りにあります。
コールマルクト通りの先にはホーフブルク(王宮)が。
ウィーンは、中心部の歩ける範囲に、カフェも観光名所もコンパクトにかたまっていますので、旅行者にとってとても動きやすい町ですよ☆
ホテルの部屋から身をのりだすと、グラーベン通りのペスト記念柱が見えます。
ウィーン中心部の宿にしましたので、かなり遅くまで外出していてもあっという間に部屋に到着。便利、便利。
暑い時には水をかぶる! シェーンブルンの誘惑 に続きます
オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次
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