郷土ウォーカー ~歩いて郷土の魅力を再発見!

2017/02/02(木)23:20

みやぎ県民大学(カキ剥きの部)

宮城・県北(43)

宮城県志津川自然の家で開催された「みやぎ県民大学~生き生き健康づくり! 歩・食~」 午前中のノルディックウォーキングの後、午後からはカキ剥き体験です。 カキ剥きの道具はいくつかあるそうですが、志津川ではこの様なT字型のナイフを使います。 カキは南三陸町の「戸倉っこカキ」です。 震災で壊滅的被害を受けたカキの養殖を一から立て直すため、養殖数を今までの3分の1に減らしたことで成長が速まり、短期間でしかも美味しいカキが養殖できるようになったそうです。しかも日本で始めて国際的なASC 養殖場認証を受けたということで、非常に価値のあるものです。 【ASC養殖場認証とは】2009年に設立された「ASC(Aquaculture Stewardship Council : 水産養殖管理協議会)」が、環境に大きな負担をかけず、地域社会(人権や労働等)に配慮した養殖業を認証する国際的な認証制度。 カキを剥くときは平たい殻を上にし、殻の合わせ目を探してナイフを突き刺します。この時に注意するのは、カキを手に持たず木の板に置いて作業することです。持ったままだとナイフを手に刺してしまう恐れがあるためです。 殻の合わせ目にナイフが刺さったら、カキの根元から6:4くらいの位置にある貝柱の下側を切ります。殻が開いたら、今度は平たい殻の方の貝柱を切って身を取り出せば成功です。 さあ、カキをもらって始めましょう。 そうそう、最初は木の板の上に置いてナイフを突き刺すのでしたね。 一人で3個剥きます。少し殻のカケラが入ったりしましたが、意外と上手に剥くことができました。 そして自分が剥いたカキを焼いて食べます。 これがホントに美味いっ! 味付けは一切不要。磯の味が口いっぱいに広がります。 正直、もっと食べたい(笑) そして自然の家特製、タラの入った海鮮鍋も。 こちらもカキがたっぷり! あまりにもお腹が一杯になったので、腹ごなしに参加者みんなで自然の家の裏にある野鳥の森を散策。 散策路には、リスが食べた残した松ぼっくりの芯(通称エビフライ)がたくさん落ちていました。 志津川の美しい海を見ながら歩いて、そして志津川の海の恵みを味わう。なんて贅沢なんでしょう。そして参加費は格安っ! 参加者が増えすぎて抽選で外れてしまうと残念ですが、でもぜひ多くの方に参加して海を満喫して欲しいと思います。 運営に携わっている自然の家の先生方は、企画から下見、運営、後片付けと大変かと思いますが、また来年度も開催していただけるとありがたいですね。

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