28日と29日
28日について午前中は、いつもの農家に買い出しに行く。午後から公演があるから、本当は行きたくなかったが、初物のそら豆や枝豆が採れたと教えて貰ったので、買いに行った。叔父の家に野菜物を届け、家に戻る。打上げがあるから、バスで大倉山駅まで行く。大倉山駅の東急ストアで、お茶とおにぎりを買い、高座用座布団を背負いながら、あの坂を上がるとキツイね。会場入りして、付帯設備代金を支払う。そしたら、スタッフの女性から、「午前中から胴元が来てくれたらよかったのに」「どうしたの?」「午前中のコマを取っていた人が、ドタキャンですよ。電話一本で、記念館にキャンセルの連絡をして、お客さんには、連絡していないから、20人くらいのお客さんが来てしまって、私たちがそのお客さんに説明したんですよ。その中には、午後からの芸人三昧の公演を見ようかな?という人も居たんですよ」「あ、そう。それは酷いし、チケットが売れたかもしれないんだなぁ」ドタキャンするなら、俺たちに午前のコマを貸してくれればいいのに、そうすれば、仕込みも余裕で出来て、いつも通りの時間で公演出来たのに。急いで、仕込みをやるが、音響、高座設置、表示物の設置などをしていたら、昼飯抜きになるし、開場時間ぎりぎりで、準備が終わる。MDの録音ボタンを押し忘れて、録音をミスるし、カメラと三脚を客席に置き忘れているし、写真撮影では、シャッターチャンスを何度も逃す。やっぱ、一人で、色々な事をすると、ミスるね。公演自体は、何とも評価できないよ。常連さんで、色々な芸を見ている人たちからは、苦情が来ている。折角、切り絵を貰うつもりで来ていた外国籍の子供たちの中には、貰えない子供も居た。リクエストのお題が難しすぎて、流石の松太郎師匠も切れなかったもんなぁ。打上げで、松太郎師匠が、「寄席に子どもなんか滅多に来ないし、まして、外国人の子供なんか来ないじゃん。勉強不足だなぁと反省しているよ」とぼやく。そしたら、頭が、「私がボランティアで、勉強を教えている子供たちなんですよ。師匠には、悪いことをしてしまいました。申し訳ありません」と言っていた。まあ、俺としては、師匠が苦しむ姿が、楽しかったし、切り絵を貰えた子供やお客さんが喜んでくれたから、良かった。昨日、残務処理をしたら、当日券のお客さんが、5名も居たお蔭で、黒字公演となった。打上げが、飲み放題だったので、日本酒をガンガン飲んだら、記憶が無い。目が覚めたら、なぜか、家のトイレの中。トイレの中で寝てしまったみたい。トホホ。29日の朝、母や妹から、滅茶苦茶、怒られた。29日についていつも通り、バイトに行く。しかし、前日の酒が残っていて、眠い。定時で退社し、家で、残務処理。残務処理終了後、市大病院に行き、叔父を見舞う。手術が成功し、顔色も良いし、今日、退院出来るとの事。安心したね。市大病院から、ヨドバシカメラに行き、27日と28日に撮影したフィルムを現像に出す。