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テーマ:心のままに独り言(9189)
カテゴリ:都会の森
シンコ。
都会の森 第9話「哀しい真実」 真犯人は草太だった。草太の父親(アパッチ賢改め中原賢)が自転車を運んだ理由と辻褄が合う。しかし草太は犯行時の記憶を失っている。草太は少しずつ記憶を取り戻し、真犯人を積極的に探ろうとしていた。進介は困惑する。真実を暴くことがどのようなことをもたらすのか。徹平から「お前は弁護士なんだぞ!」と批判される。一方、才賀は宣明から呼び出され、野中弥生事件が意外な展開になりそうだと指摘される。その頃、舟本弁護士事務所に草太の父親(アパッチ賢改め中原賢)が怒鳴りこんでいた。これ以上、草太の記憶を取り戻すことをするな。それが何を意味しているのか分かっているなら。進介らは野中弥生に接見し、草太を庇おうとしているのではないかと問う。あなたは首を絞められていた。草太はあなたを助けるために被害者を殺した。それを見ていた草太の父親が自転車を持ち去った。これで話はすべて繋がる。「あなた方を心から信頼しても良いんですか?」。涙を流しながら進介らに語るが、しかし「殺したのは私です。これは信頼の上で申し上げています。早く結審させて頂きたいのです・・・どうかもう終わりにして下さい」。進介にはなす術が無い。宣明は才賀に大阪に何かあるかもしれないと助言する。野中弥生と草太の父親(アパッチ賢改め中原賢)は大阪出身である。「この事件は思いのほか奥が深いかもしれない」。二人は愛人関係だった。愛人の子どもが自分を助けたとはいえ、教職を捨ててまで身代わりになろうとするだろうか。それでも真実を追求しようとする進介に対して美波子は「その正義で誰が救えるの?」と問う。「自分の人生を掛けてまで真実を隠したがっている被告人がいる。寄ってたかって吊し上げて裸にすることはできる。でもそれは弁護士がやる仕事?弁護士の正義?私たちは検事じゃないのよ。悲しい真実を暴くためではなく守るためにあるのよ」。進介は宣明に教えを請う。一つの真実が見えつつあり、もう一つの真実もあるかもしれない。被告人の利益を守るため真実に目を瞑るべきことが弁護士の正義なのか、真実を追求することが検察官の正義なのか。無実の人を無実と言うことが情より法を説くことになるのか。しかし「情より法を説くつらさ、検察官の正義を貫く苦しみ、そんなことは検察官なら誰でも味わっている。このつらさや苦しみを避け、世間受けばかりを狙い、甘っちょろい正義を振りかざして得意になっているのがお前たち弁護士だ」と一蹴される。その頃、昌は才賀を自宅に招いて次回の公判の進め方に探りを入れようとしていたが、この機会に寄りを戻そうともしていた。そこへ進介が現れる。昌と才賀が一緒にいたことにブチ切れ。二人に暴言を吐きまくるが才賀にボコボコに叩きのめされる。さらに翌朝、宣明から「お前の正義は弁護士の正義でも検察官の正義でもない。闇雲に人を陥れ滅ぼすことにしかならん」と批判される。進介は草太の母親から連絡を受け、草太の自宅を訪れる。草太は熱にうなされてた。医者からはどんな結果であれ記憶を思い出させた方が良いだろうと言われたという。そしてもう一つの真実が明らかになる。昭和51年に大阪で起こった花田医師事件。闇に葬られる赤ちゃんを子どもを欲しがっている夫婦に斡旋した。この事件を巡って舟本弁護士と大阪地検時代の宣明は争った。草太は草太の父親(アパッチ賢改め中原賢)と野中弥生の子どもであり、事件で売買された赤ちゃんの一人だった。しかし戸籍上は完全に草太の両親の子どもとされている。野中弥生が何を隠そうとしていたか全貌が明らかになった。昌は弁護士の情としてこの裁判は捨てると決断する。野中弥生の望む方向で裁判を終える。しかし野中弥生は無実である。つ・づ・く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月14日 10時00分20秒
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