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テーマ:心のままに独り言(8513)
カテゴリ:赤い運命
頑張るって何を?
赤い運命 第2話「逮捕・ひき裂かれる父と娘」 笑えるぐらい複雑な人間関係。登場人物は何ひとつ知らないけど、視聴者はすでにすべての謎を知っている。構成が豪快だなあ。吉野は警察に呼ばれ殺人現場を訪れる。犯人と思われる男の特徴を聞き、島崎の姿を思い出す。翌朝、島崎と若杉京子は共に朝食を摂るが、些細なことでバイオレンスぶりを発揮するスーさんではなく島崎。しかし悪態を突きながらも若杉京子に「あなたは私の父親です」と言われホロリとする。17年間、誰も面会に来なかった。お前のおふくろも男を作ってどこかへ行っちまった。だから俺は一人ぼっちだった、と愚痴を言うが「私も一人ぼっちでした」と言われ、返す言葉を失う。その後、若杉京子は白百合園の理事でもある大竹夫人を訪ねる。定時制高校を退学するだけでなく、白百合園での見習い保母も辞め、父親にためにもっと実入りの良い仕事に就くという。大竹夫人は島崎の噂を聞いていたため心配するが、大竹を通じて仕事の紹介を約束する。ただし退学は反対される。「高校を卒業したら保母の資格を取って白百合園の子どもたちの面倒をみるって言ってたじゃない」。そう言われ気持ちが揺れる。さらに下條さんにも退職を引き留められる。そこへ子どもたちへのプレゼントを抱えた青山圭子と俊介がやってくる。青山圭子との再会を喜ぶが、自分とはずいぶん違って幸せそう。俊介はやつれた様子の若杉京子を心配する。なんだか二人は良い雰囲気。その様子を見てしまう青山圭子。その夜、吉野は父・剛造に近々大竹夫人へ挨拶に行ってくると報告。剛造は俊介と「いづみ」(青山圭子)を結婚させたいと話す。「きょだいと言っても二人は血のつながりが無いからね」。青山圭子はそのことを聞いてショックを受ける。「不味かったかな・・・」とデリカシーに欠けた剛造。次の日、吉野は大竹邸を訪れるが、庭にいた大竹夫人を見てビックリ。伊勢湾台風で行方不明になった妻・世津子その人だったからだ。大竹夫人=世津子は吉野の顔を見て何かを思い出そうとする。しばらく見つめ合う二人。そこへ子どもを連れてサングラスにちょび髭の大竹が帰宅。不審者風ファッションの大竹に不審者扱いされる。その頃、警察は例の殺人事件の犯人を追っていた。吉野は犯人が島崎だと踏み、しれっとアパートを訪ねるが若杉京子から警察と検察の動き方について批判される。「ひたむきな目が、信人の心を刺した」(ナレーション:若山弦蔵)。さらに帰るよう言われる。「無頼の父親を信じようとするけなげな心が、信人の胸を撃った」(ナレーション:若山弦蔵)。その帰り道、島崎と遭遇。吉野は島崎を知っているが、島崎は吉野のことは知らない。俊介の実の父親を殺した島崎が目の前にいる。「信人は思わずこの男を締めあげたい衝動にかられた。だがその時信人を押さえたのは、検事としての職業意識、あの直子(若杉京子)の目の色だ。憎んではいけない。罪は清算されたのだ」(ナレーション:若山弦蔵)。その頃、警察は島崎が寿司屋の大将をボコボコにしたことを突き止めるが、決定的な確証が無いことから別件逮捕で話が進み始める。しかし吉野は別件逮捕には反対、あくまで物的証拠の収集で進めるべきと主張する。帰宅すると若杉京子が青山圭子に会いに来ていた。吉野は俊介に送っていくよう声をかける。それを断る若杉京子に青山圭子は「送ってもらいなさいよ。でも誘惑しないでね。私とお兄さま血がつながって無いのよ。だから、結婚だってできるのよ」とチクリ。俊介は若杉京子の後を追いかけて詫びる。そこへ島崎登場。俊介をボコボコにする。お互いがどんな関係なのか視聴者は知っているが二人は知らない。さすがに嫌気がさし、若杉京子は帰宅せず下條さんを訪ねる。しかしやっぱり気になって帰宅するが、そこにはぐでんぐでんになったスーさんではなく島崎の姿があった。「この人が父親なのか。殺人を犯し17年も刑に服していたこの人が自分の父親なのか。直子(若杉京子)は自らのおぞましい運命を声をあげて呪いたかった。しかし逃げてはいけない。この父と共に生きて行くのが自分の宿命なのだ。今、直子(若杉京子)は自分の心にそう言い聞かせようとしていた。しかし・・・」(ナレーション:若山弦蔵)。大竹は若杉京子の依頼に応じて島崎を雇うことになる。「私も裸一貫で修羅場をくぐりぬけてきた男だ。たかが人殺しの一人や二人・・・あ、スマンスマン。ガハハ」。しかし島崎は別件逮捕される。「俺は何もやっちゃいねえ~」。つ・づ・く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月13日 20時09分12秒
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