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テーマ:心のままに独り言(8520)
カテゴリ:赤い運命
次々と電化製品が壊れる。
赤い運命 第7話「父二人・母は今?」 かなり重要なお話。完全に記憶を取り戻した世津子=大竹夫人。しかし吉野には「許して下さい」としか言えない。「それが17年ぶりの夫と妻のまことの出会いであった。空は傾く日の光を薄くにじませていた」(ナレーション:若山弦蔵)。大竹夫人=世津子は「いづみ」=直子が気になって仕方がない。アパートの表から「いづみ」=直子の様子を伺う。「そこに母と娘がいた。名乗ることの出来ぬ母であった。母と知らぬ娘であった」(ナレーション:若山弦蔵)。ひき逃げ寸前の出来事以来、大竹夫人の子どもたちは直子にすっかりなついている。「それとは知らず姉が妹を抱いている。なぜこんなことになったのであろうか?母の心は疑惑と不安に揺れ動いた」(ナレーション:若山弦蔵)。一方、大竹社長は気が気でない。自分たちを捨てて家を出てしまうのでは?そんな心情を大竹・弟(おおとりゲン)に話す。そんなこんなで世津子=大竹夫人は吉野に全てを話そうとする。しかし吉野は世津子に大竹夫人として生きること、一日も早く自分のことを忘れるようにと告げる。そして今まで通りいづみにも会ってほしいと言う。吉野の言ういづみは世津子が知る「いづみ」とはどうも違う。「あなた、本当はあの子・・・」。そこへいづみが訪ねてくる。世津子に引き会わそうとしたのだ。毎日が幸せいっぱいと話すいづみを前に「言えなかった。あの睦まじ気な二人の前で「あなたの娘はその子ではない」と。由美子にはどうしても言えなかった」(ナレーション:若山弦蔵)。その頃「いづみ」=直子は島崎と面会してた。今や本当の親子のように打ち解けている。当人同士は真相を知らないが。そしていつの間にか俊介とエエ仲に。そんなこんなで世津子は島崎と面会する。「あいつのおかげで綺麗な身体になる決心がつきました」と晴々と語る島崎。「不憫な子なんですよ。生まれた時、父親は刑務所暮らし。母親には捨てられる・・・」。ということは赤ん坊の頃の直子は知らないことになる。「生まれたのを知ったのは2年程経ってからのことなんです。直子を捨てた母親から水天宮のお守りを入れておいたって手紙が届きましてね」。世津子は下條さんにも聞き取り調査。火事の時「いづみ」=直子の持ち物を持ち出したのは消防士だったこと、園長は箱の中身と名前を確認する間もなく亡くなってしまったことを突き止める。「母は今すべてを知った。そこに間違えられた我が子がいた。本来なら検事の娘として生きる子が、殺人犯の娘として生きなければならなくなった我が子が、そこにいたのである」(ナレーション:若山弦蔵)。世津子は改めて「いづみ」=直子に会う。そこへいずみが現れる。「また、言えなかった。それぞれ違う人を父と信じている少女たちを前にして、母は何も言えなかった」(ナレーション:若山弦蔵)。いづみは直子に俊介との仲に釘をさす。いづみと俊介は血がつながっていない、だからフィアンセなのだと。子どもたちの前で号泣してしまう直子。いづみはいづみでつらい心情を吉野に打ち明ける。そして島崎の取り調べが始まる。「さっきいた方、検事さんのお嬢さんですよね?ついこないだまでうちの直子と同じ釜の飯を食っていたのに、こうも違うものかと思いまして・・・」。その後、世津子から「いづみ」のことを聞かされる。「何ですって?いづみが島崎直子だと仰るんですか?」。「いづみ」の腕にはほくろが三つある。名古屋の実家で「いづみ」を出産後、そのことを伝えることができずじまいだった。「そんな・・・!」。しかし真実を明らかにすることはできない。吉野を父親だと信じ切っているいづみだけでなく、「いづみ」を娘だと信じて更生を誓い始めた島崎はどうなるのか。しかし「いづみ」をこのままにして良いのか。世津子には耐えられない。「時期を待ってくれ・・・頼む」。ではいつまで待てばよいのか。もはや世津子は「いづみ」を娘としか見ることができない。つ・づ・く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月13日 20時06分51秒
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