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カテゴリ:稽古日記
久しぶりに、A先輩の葛西道場に出稽古に行きました。
この日の稽古内容は、約束組手がメインでした。 約束組手の良いところは、攻撃を約束しているため、攻撃側が本気で(但し、当たりそうな場合は止めること)攻撃し、受け側はそれを受けるという稽古に集中できる点です。 FREEスパーの場合は、危険な受け技よりも、下がって距離を取ったり、体を振ってよけるという「安全策」の攻防になりがちです。 一方、約束組手のみの場合は、FREEの攻防への対応力というものが付きにくく、これだけだと不安が残ります。 体が動く若い内は、FREEの攻防を多く稽古し、年齢を経て体が固くなり、動き回るスタミナもなくなって来る年代には、自分はできるだけ動かずに、相手を動かす、術にハメる、という稽古を主体にするべきと考えます。 私は今、年齢的も、過渡期であり、FREEの攻防ももう少しやっておいた方が良いと考えていますが、もう数年後には、武術的な空手に入っていかないと、後は無い、と考えています。 元々私は、防具空手時代は、初撃でカタを付けるというスタイルの空手を長くやってきました。これはこれで意味のある空手を追求していたということに間違いは無いと捉えていますが、今となって考えてみると、これは、年を取ってから追求するべきスタイル、でもあるワケです。 自分は動かず、相手を動かす。できるだけ、こちらの術中にはめる。打撃が出る前の意識を読み取る、打撃を出す前に相手とのやり取りがある、相手とつながっているという意識を養う稽古、そういう稽古を主体にしてきました。 一方、それが、組手や試合の局面で、役立つこともあるし、役に立たなかったこともありました。この辺の話は、後日に回すとして、私のフルコン初段の十人組手(2分×10人)を思い起こしたのですが、あの時の取り組み方で間違いはなかった、と再確認しました。 というのは、A先輩との話の中で、某スーパーセーフ着用、投げ寝技有でトーナメントを行っている某有名団体のTOP選手が、表には出さないけれども、意拳や、沖縄伝統空手の稽古をしている、という話を聞いたからです。 A先輩は、現役当時、この団体のオープントーナメントに他流派として参戦しており、有名選手との対戦も数多く経験しています。 A先輩は、この団体の大会実行委員を続けており、こうした情報にも通じています、その話を聞いたワケです。 ちょっと時間が押してきましたので、この話は明日に続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年12月13日 01時50分02秒
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