自宅で稽古
今日は自宅にて一人稽古。一人稽古では、感覚を重視するようにしています。以前は、ノルマを定め、とにかくノルマをこなすという一人稽古を毎日継続していましたが、これだとどうしても、稽古のための稽古になりがちな感が否めません。回数稽古が必要な時期というのもありますから、あながち駄目な稽古ということでもないのですが、稽古暦も20年に突入してくると、稽古には、どうしても一工夫も二工夫も必要となります。また、以前は、己に課したノルマをこなさないと、不安で堪らないので、なかば強迫観念的に稽古していた、という点もあるように思います。今の一人稽古では、最近気づいた動きを深めたいな、とか、最近はあれをやっていないので、集中的にやっておきたい、など、余りしばりを入れない稽古をするようになっています。また、それが道場稽古の際に生きているという実感もあり、この方向で良いのであろう、と考えています。今日は、粘るような基礎・土台稽古で体を練り、無駄な力を抜いた中での、基本稽古を多数反復しました。正味一時間、休みなしの通し稽古。技術的には、昨日感触を得た、ボディへの下突きの感覚。反復すううちに、これを応用しての前蹴りが自然な動きでできるのではないか、と試してみたところ、良い感じ。通常の基本で言われる、ヒザの抱え込み、畳みにポイントを置いた動きよりも、体のもっと深いところから放つ前蹴りは、モーション少なく、力感なく、しかしインパクトはあるもののように感じられました。ここしばらくは、下突き、前蹴りの源である、ハラの動きを中心に探っていきたいと思います。思えば、このハラ中心の動きは、A先輩にこれまで散々指導されてきたことで、ただ単に、私自身が気づくのに時間がかかったというだけの話のようです。これまでの自分の動きを考えると、手足のレベルだったな、と思います。。。