先日、小雨が降っていた日のこと。
ねね像の背後にある楓が色付き始めているのを見つけました。
ねね像は、有馬温泉駅方面から有馬川を登り、観光総合案内所手前にあります。
有馬の紅葉は１１月半ば頃から十二月の始め頃とされていますが、そろそろわずかながら色付いている葉が現れ始めました。
といっても種類、日当たり、天候その他の要素に大きく左右されるらしく、数十ｍほどしか離れていない所にある同じ種類の木が片方は黄色く、片方は青々としているということもあります。
いずれにせよ本格的な紅葉には、もう少し時間がかかりそうです。


ともかく早速ねね像の近くまで行って見ました。
まだ色付いているのは先端だけで、赤というより橙色に近いように見えますが、
ねね像の優雅な立ち姿、橋の風情とも相まってなかなか秋らしい光景です。

このねね像、太閤橋近くのゆけむり広場にある秀吉像と対になるように作られています。
ちょうど秀吉の視線と根根の視線がぶつかり合うように出来ているのです。
つまりねね像の視線の方向にカメラを構えれば秀吉像が写真の真ん中に写るはずです。
そこで一枚撮ってみました。


......中心はどちらかというとお好み焼き屋さんです。
確かに秀吉像も写っているのですが視界の端に小さく......
よほどお腹がすいているのか......まさか目をそらしているのでしょうか。
そういえばこのねね像、なんなく意志が強そうというか、厳しい顔にも見えるような......

いえいえ、二人で９回以上も有馬を訪れたというこの夫婦のこと。
２００８年にもなって喧嘩をしているということは無いでしょう。
きっと私のカメラがずれていただけのこと。
ということで秀吉像を正面に捉えて見ました。


秀吉は真っ直ぐこちらを向いています。
これなら確かに二人の視線は合っていると見て間違いなさそうです。

紅葉も間近なこの季節。
秀吉とねねの過ごした有馬の地で、ご夫婦仲良く温泉旅行はいかがですか？

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平成２０年１０月２５日（土）
有馬温泉月光園　松井