月光院璋子の日記 beside you

2007/07/06(金)02:18

政権与党の強みと野党

眼差し(176)

面白いですね。 こうなると、野党の思惑通りには行かなくなるかも。 年金記録不備問題で、 誰のものか分からない記録とされる5千万件(消えた年金記録と称されたやつでしょうか) の照合調査を、政府は来年三月をめどに終えるそうです。 予定を前倒しすることにした上に、 10月までには全受給者・加入者に 詳細な加入履歴「ねんきん特別便」も送るそうです。 こうした新たな対応策が5日正式決定され、 今月中に社会保険庁の業務などを監視する「年金業務・社保庁監理委員会」(仮称) も総務省に設置し、2011年度には、パソコンで年金記録を確認できる「社会保障カード」(仮称)も導入することが決まりました。 早業というか、矢継ぎ早ですね--- 自民党の危機感の大きさが、感じられます。 党首討論での勢いで、年金問題では、 民主党からの批判を財源不明の無責任な政策として切って捨てる一方で、 我が党はこれをやりますと言えるものをぎりぎり作ったということでしょうか。 責任は社会保険庁に在り、ということで、 今後は監視つきにするんですものね--- こうしたことを間際になって決定する、できるというのは、 政府与党の強みでしょうけれど、 野党の強みって何だったかしら--- 争点としたかった年金問題も、 月末ごろには、おおかた有権者の意識からはすでに遠のいていて、 年金年金と言うと新鮮味がなくて嫌われるかも。 選挙が近づくと、 どうしても勝ちたい!けれど、このままでは危ない--- という政党や候補者には、 頼みごとがしやすくなるものですが、 これは地方政治に限らず国レベルでも同じようです。 覚えておきたいですね、 これ。 画像は、アントニー・クレイヴの「サーカス」という作品です。

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