月光院璋子の日記 beside you

2007/07/12(木)05:59

「わき腹に住む狼」

眼差し(176)

これは、山本じん氏の「わき腹に住む狼」という作品です。 山本じん氏の作品をご存じない方がおられたら、 これを機にご紹介させていただくことになりますね。 ところで、朝鮮総連の南昇祐(ナム・スンウ)副議長という方は、 詐欺が濃厚となった事件に関して、 当事者の一方でありながら、騙されたという認識はないそうです。 総連の本部たる建物、 朝鮮中央会館売却をめぐる詐欺事件について、 「取引を合法的、正常かつ正当な方法で行っており、契約金が支払われると確信していた」「6月12日に(会館の取引が)報道され売買契約が一気に破綻した。政府の圧力だった。だまされたという認識はない」 これは、昨日の11日の記者会見での弁。 詐欺罪というのは、被害者サイドに「騙された」という認識がなかろうと、詐欺を働いた側が詐欺目的で違法行為を行ったことが立証されれば成立するものと思われますが、被害者サイドとしては実におかしな会見です。 控訴もせずに、詐欺じゃないと言われるなら、 双方による仮装売買事件という認識でいいのかしら。 整理回収機構が、 東京地裁の判決(破綻した在日朝鮮人系の16の信用組合から整理回収機構が引き継いだ 不良債権のうち約628億円は朝鮮総連への貸し付けだったとして、整理回収機構はが朝鮮総連に全額の返済を求めた訴訟の判決----その判決で総連側は全額の返済を命じられ、確定前に判決の効力を生じさせる仮執行宣言も付加)に基づき会館の強制執行を申し立てたことを、 「安倍政権発足以来の制裁の一環であり、会館を奪うことを目的とした政治的弾圧」 と非難するのは筋違い。 土地建物の物件差し押さえ以外に回収しようがない以上、 差し押さえとなるのはやむを得ない。 それがお嫌なら、控訴されてはどうか。 総連は、日本政府と整理回収機構に強制執行の申し立てを取り下げて自分たちとの和解交渉に応じるよう申し入れるといわれるけれども、そうした申し入れが出来る立場かどうか、よくよく反省していただきたいものです。 不本意な形で整理回収機構に債権が移行してしまった一般の方たちにおかれては、返済の方法をきちんと話し合えば回収の見込みのあるケースもあるに違いないゆえ、そうした方々には返済能力や返済方法を精査の上で対応していただきたいと思っているけれども、 不良かつ悪質な債務者に対しては、その必要はない。債権放棄を認めてしかるべきケースもあろうけれども、総連がそうしたケースに該当するとは到底思われません。 金融危機を回避し膨大な不良債権に対してどう対処するか多くの議論はなされたけれども、 最終的にどうにもならない(ならなかった)不良債権問題の処理にあたるべく、この整理回収機構が出来たことを思えば、回収する側の任に当たっておられる方たちは、汚れ役や嫌われ役を引き受けているのと変わらないかもしれない。 それもこれも、破綻した金融機関に投入されたのは、他でもない公金たるわたくしたちの血税だったからです。 非常に不愉快。 総連側がなすべきことは、控訴されないのなら、不明瞭な資金で議員を買収し特権を保持してきた過去における甘い蜜を反省していただき、粛々と返済すべきものを返済すべく競売に協力 されることでは。課税義務を遂行してこなかった違法特権行為を、悪質な債務者として法に照らして裁かれることを粛々と甘受することでしょう。 この問題に政治を持ち出されるなら、 こちらから政治を持ち出されても異論はないはず。 本国からの指令がどうであろうと、ここは日本。 日本国内において日本人の拉致に総連が協力した経緯を明らかにし、 スパイ防止法がないのをいいことに行ってきたこれまでのスパイ行為の内情をも、 この際明らかにしてもらいたいけれども、 何よりも本国に拉致事件の解決のために働きかけていただきたい。 在日の同胞の方たちのことを真に思われるのなら、 ぜひ、そうしてもらいたいものです。

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