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カテゴリ:宝石鑑別
昨年のブログで、
ホワイト・クリソベリルについて書きました。 →白雪姫・リターン~! こちらの白雪姫は、 クリソベリルではなく スピネル(2.51ct)です。 スピネルの化学組成は アルミニウム、酸素、そしてマグネシウムです。 (酸化アルミニウムと酸化アルミニウム) スリランカではサファイアと同じ場所で産出されます。 サファイアの化学組成はアルミニウムと酸素だから、 スピネルになるには、マグネシウムが必要なのか・・・*⌒∇⌒*・・・ さて、 クリソベリルと同様に 無色のホワイトスピネルも希少です。 写真のクリソベリルは、2.5ctと大きさがあります。 顕微鏡での拡大検査をすると、 ・・・・インクルージョンが確認できない ̄□ ̄; まさか、合成? と思ったりもしたのですが、 合成だったら、 ↓ わざわざ、 こんなに不格好なほど高さのある研磨はしないでしょう。 (この考えは宝石学というより長年の経験から^^;) でもなぁ~ ・・・と、悩んでいたら、 ディーラーが、 タイで鑑別書をとってきてあがる・・・ということになり、 (スリランカで、いくらでも鑑別できるのですが・・・) そのタイの鑑別がどんなものか? と知りたい気持ちが増して、 はい、購入しました。 わざわざカラーレスと表示されてある。 (簡単な鑑別書よりデーターがほしかったけど・・・) カラーレスに近いのだけど、 角度で、 ほんの~りラベンダーのトーンが入ります。 これを研磨し直して、 完璧なカットにすれば輝きが増すのは確実ですが、 この不格好なカットが微笑ましくて・・・ これもスリランカの良い思い出ですね:*:・(^-^)・:*: このスピネルは私のコレクションなので、 このまま再研磨をしないで、スリランカの思い出と一緒に この高さとアンバランスなシンメトリーも楽しむとしましょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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