大変身PHOTO in 上海 その1
面白かった!たった2泊3日だけど、大陸の風を浴びて来た。昨夜東京に戻って、街を歩きながら、「東京は静かだなぁ・・」とふと思う。あの街のエネルギーを何から順番に書いたらいいか。先ず、私の勘違いから。和平飯店はノスタルジックな雰囲気のそのままであった!変わっていなかった!薄暗い雰囲気で、ジャズが流れてきそうな雰囲気で・・・でもちょっと不釣合いなポップなアートを廊下に飾っていたのは嫌だったけど。次回は和平飯店に泊まってみようかな。聞けば、上海も競争が激しくて、ホテルやレストランは雰囲気づくりに力を入れないと生き残っていけないとか。レストランも昔の体育館みたいなだだっ広い場所に椅子とテーブルだけがたくさん並んでいるようなのはだんだんなくなっていくんだろうな。今回の旅はリフレッシュ以外の何の目的もなく一人で出かけました。行きの飛行機の中でガイドブックをざっと見て、ふと目に止まったチャイニーズ・フォト。中国の衣装を着て女優のように写真を撮ってもらう。記念写真文化のある中国だから、きっと楽しいに違いない。そう思って決行。値段は決して安くはありません。色々なコースがありましたが、私は人民元で988元の7寸8Pアルバム、衣装2種類、出来上がりは16枚の写真、を選択。日本円で14000円弱ですから、確かに高い。でも日本でこの体験はこの値段ではあり得ない!私のドキドキと興奮を書いてみます。基本的に日本語も英語も通じない中国。お店に落ち着くまでも大変でした。南京東路にある「桃源郷」というマッサージのお店の中に写真館があります。先ずビルの下でエレベーターに乗ろうとしたら、数人の若い男性が寄ってきます。ビル内のレストランの客引きです。メニューを見せながら、中国語でワイワイがやがや。「不要!!」と言っても気にしない。「マッサージ?」と聞いてくる。こんなところで私もムキになる必要はないのだが、「不是」って答えてしまう。するとまたメニューをじゃんじゃん見せる。エレベーターに一緒に乗り込んできて、私がどの階のボタンを押すのか皆で見ている。もう笑うしかない。彼らのセルフ・プレゼンテーション力はたいしたものです。絶対に諦めないんだから。そして目的の階。降りたところに若い男性(スタッフらしい)が居たので、「Is this Photo Stadio ?」となぜか英語で言ってしまった。すると、その男性は「No,No,No, 12th floor」と言う。は?と思ったが「Thank you!」とエレベーターに戻る。しかし、そのエレベーターには8階までのボタンしかない。は???再び彼に聞いたら、「No,No・・」と言いながら私を連れて下に下りる。隣のビルのエレベーターに私を乗せる。うん、確かに12階がある。再び「Thank you !」と乗った。ところが着いてみると12階は真っ暗。ドアに鍵が掛かっている。暗がりでよーくみると夜のお店のようである。もう胸はドキドキ。なにこれ?そんな馬鹿な。すぐにエレベーターに戻ろうと思ったら、下に行ってしまってすぐに乗れない。誰の声もしないビルの最上階で暗闇で一人。恐かったー。我慢できず、階段を駆け下りたが途中も物音ひとつしない。下層階に来てやっと人の声。再び元のビルに戻った。また客引きの若者が寄ってくる。どうしたんだ?というような顔で。彼らの顔を見て私もホッとする。袖触れ合うも他生の縁。一期一会。(笑)ガイドブックを見せたら、彼らの知っている顔が載っていたらしく大騒ぎに。もうむちゃくちゃ。そんなこんなでお店を目の前にしながら20分もウロウロ。結局、最初に行ったお店で良かったわけです。ヘンに英語など使わずにガイドブックを見せればこんなことにはならなかったわけで・・・。でもこれも後で思えば面白かった。書きながらもあの時の混乱が蘇ってきて興奮します。(笑)ちょっと仕事に戻るので、続きはあとで・・・。