250676 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

川柳で人生を二倍に生きる

川柳で人生を二倍に生きる

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

ゴリョウケン

ゴリョウケン

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月

カレンダー

2006年07月05日
XML
カテゴリ:川柳0
  ミサイルに渡してならぬ青い空  渡辺一寸

この句は、第8回全日本川柳大会の文部大臣奨励賞の作品である。
日本川柳界の1年を代表する作品ともいえる。
文芸的には、<標語以下>のお粗末な作品で、こんな句しか選出できない日川協の選
句システムについては、機会あるたびに口にしてきた。

これとは別に、今日、北朝鮮が弾道ミサイルをポコポコ発射するという異常事態があ
り、この句をフト思い出してしまった。
あまりにも低レベルな作品であったので、逆に頭の隅から離れない強烈なイメージが
あったのだが、北朝鮮という無頼国家が、通常の外交センスでは考えも及ばないこと
を仕掛けてくると、この句の存在もまんざら否定ばかりしていられない気もでてき
た。
正に<標語>というレベルで、「共感」を生み出す句である。

かつて、プロレタリア文学の一端として川柳が利用されたり、反戦川柳として強烈な
主張を残した作家もいた。私は、個人的には、政治的な一方的主張に川柳を用いるこ
とは可としたくない立場であるが、このような時世では、川柳の寸鉄性を生かし、
「諷刺」として今日の時事問題を積極的に川柳も取り上げ、ひとつの主張としての作
品を生み出すべきではないかと感じた。


  





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年07月05日 23時15分04秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X