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川柳で人生を二倍に生きる

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2006年07月09日
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カテゴリ:川柳0
川柳学会が創立から2年目の研究会を開催した。
三回はもつか、1年はなんとか…と、いっていた去年の状況からすると、かなり地に
足がついた活動になってきた。
北海道、仙台から駆けつけてくれる、熱心な受講者も加わる中、しだいに川柳の本質
に近づいているように感じる。
今日は、川柳史の1/3以上を占めながら、顧みられることの少ない狂句の闇につい
て尾藤三柳師の導入的分析があり、かなり具体的イメージを持つことができた。
次回は、狂句が堕落した理由について展開するという。

また、本日は坂井久良伎師の曾孫にあたる二人の参加者が、研究会場で出会い、はじ
めて互いの存在を知るという奇遇もあった。
多くの久良伎史料をご持参いただき、参加者は、珍しい染筆に眼の保養をしていた。
戦火を逃れ、今日まで残ってきた川柳の史料は貴重である。

句会で句だけを作って満足してしまうのではなく、川柳の歴史の中に身を置いて、自
分の川柳のアイデンティティーを感じるのも、川柳の楽しみのひとつであろう。





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最終更新日  2006年07月09日 21時34分29秒
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