カテゴリ:川柳0
「川柳学」狂句特集用の論文に着手。
すでに10年近く温めていたないようだが、ここのところに来て新史料の発見により、 ずいぶんと訂正ができた。 「川柳宗家意識の形成と三種の神器」は、権威主義にはしる柳風会の発展と衰退の歴 史をなぞるものだが、今日でも<文部科学大臣賞>などを頂くことに価値を置き、自 らの歴史的アイデンティティーや川柳自体の発展を考えようとしない大きな組織は、 どことなく柳風会と重なってきてしまう。 選者の質を問題視することなく、選者の任命権をふるって物を言わせようとしない巨 大組織は、衰退の道を辿ることになる。 「狂句」というテーマの研究から、今日の川柳界を振り返ることも、面白いものがあ る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月19日 17時09分18秒
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