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川柳で人生を二倍に生きる

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2008年01月21日
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カテゴリ:川柳

 ひさしぶりに一日中制作三昧。
 日本現代詩歌文学館から要請の「―川柳250年―川柳への誘い」への作品制作。
 日頃、短冊の書き方や色紙の指導をしていても、さて、自分が書くとなると、また構えが違ってくる。とりわけ、現代作家60名の作品が並ぶというので、気合もやや入りすぎる…。

 肩の力を抜くのに、半日ほど掛かった。
 幸い、娘のいない子供部屋を占拠。日常の仕事を忘れる。

 三柳には川柳で追いつかないと、一度は絵に活路を見出したが、元来の理科系のモノの捉え方は、絵画作品においても、また、川柳作品においても<理>が先走ってしまい、<情>が出てこない。学問として、分析的に川柳を見ることは得意なくせに、「作句」となると二の足を踏む。
 
 川柳を見る眼が川柳を作る力より上であると、自分の作品が下手に見えて仕方ない。
 いつの日か、作家としても大成したいが、目の上の三柳、その師系の雀郎、三太郎の作品を見るだけでも、その山の高さに距離を感じてしまう。

 それでは、仕方がないので、総合力としての作品で勝負するしかなかろう。
 芸術的センスはないが、器用さに任せた絵、たくさんの染筆作品から帰納的に学んだバランス感覚、雅印を自分で彫る篆刻。
 自分の句を自分の書で書き、絵を添え、自分で彫った雅印を使用する。
 ここまで、こだわってみれば、上手下手は別にして、私自身を表現することができたのではないか。ちなみに、絵具は、顔料から自分で作ったものであり、作品の裏打ちも自分でやった。

    一泉 作品0.jpg

 まあ、これで、できるかぎりのことをした。
 怖いのは、染筆能力について、今確実に進歩する時期にある。数ヶ月前に書いた作品が下手に見え、一年前の作品には嫌気がさす。
 今、精一杯の仕事も、翌年には粗が見えることだろう。

             一泉 作品.jpg

 多くの先達の作品を眺めるとき、ほとんどの場合気負いがない。
 なのに、実に自然によくできている。

 もちろん、キーボードを仕事のほとんどに使っている私と、筆字を日常に使ってきた先達との違いは大きいが、それ以上に、良い作品を残してくれている。

 できるかぎり多くの作品に触れ、先達の力を、少しでも盗みたいものと思っている。





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最終更新日  2008年01月22日 00時55分40秒
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