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げんの日記 

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2005年02月13日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
先日テレビ番組の質の低下についてコラムを書き、また、テレビを観ないという選択肢もあるのではないかと述べました。それは決して一切テレビを観ないという意味ではなく、だらだらと意味のない番組をつけっ放しにするようなライフスタイルはやめようという意味です。興味深い番組もあるので、今日は逆に質のよい番組について書いてみたいと思います。

昨日、テキストとのにらめっこにもいい加減飽きたので、コーヒータイムにテレビをつけたところ、私が好きな桜井幸子さんがヨーロッパに行き、オードリーヘップバーンの好きだったというパスタを食べる場面が映りました。日本テレビはあまり好きではないのでチャンネルを変えたかったのですが、サイフォンでコーヒーを煎れながらそのまま観ていました。

 それは16時から放送されていた「天才の一皿」という番組で、桜井幸子さんと森久美子さんが著名な人にまつわる料理をフランスへ食べに行き、紹介するという内容でした。オードリー・ヘップバーン、ショパン、マリー・アントワネットにまつわる料理が紹介されていました。

 私が関心したのは、きちんと取材をしていることと、実際にその料理を作っていることです。

 たとえば、ショパンが名曲「英雄ポロネーズ」を作曲したときに住んでいた屋敷に森久美子さんが行き、ショパンの奥さんが彼に作っていたという料理を実際に再現していました。奥さんのご子孫も出演されていました。食材は昔ながらの作り方で製造しているところへ出向いていました。たとえば、にわとりは昔ながらの放し飼いで育てたものを探しにいき、いまで言う「スローフード」を調達していました。調理人はフランスで有名だという日本人女性の方でした(お名前は忘れてしまいました)。

 屋敷にはショパンの手形の石膏が飾られていましたが、彼の手は本当に細く、身長が170センチを超えているのに体重が40キロ台だったそうで、かなり病弱であったとか。しかし、女性にはモテモテだったショパンのハートを射止めた奥さんが、病弱の彼に栄養のつく料理を出し、あの名曲を誕生させたのです。彼がその屋敷に来たときは結核の疑いがあったくらい衰弱していたそうなので、もし、彼女の献身的な料理がなければ、私たちはあの名曲を聴くことができなかったでしょう。ちなみに私はショパンが大好きで「英雄ポロネーズ」のほか、円舞曲や「別れの曲」などもよく聴いています。繊細な音の組み立て方、強弱のつけ方、そしてなめらかな曲調はうっとりしてしまいます。

 この番組は、きちんとご子息のもとへいってレシピを確認したりとしっかりした取材でした。歴史を踏まえて取材し、実際にそれを再現するというのは事前に相当な準備が必要です。ご子息が出演するように交渉することなどを考えると、かなりの手間と時間とお金がかかっています。

 くだらだない番組が多いなか、このような質の高い番組であればテレビというのも捨てたものではありません。質のよいものと悪いものを選ぶ目と、大人が子供に選ぶ目を養わせることが必要であるような気がします。ただし、嫌いな日本テレビの4チャンネルを変えなかったのは、本当は桜井幸子さん見たさでしたが(笑)





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<昨日の日経新聞一面から> no.17

個人情報漏洩  社員も罰則対象 自民、保護法改正を検討

 自民党は複数の法律のはざまで処罰の対象となっていない民間企業の従業員個人による電子的な情報漏洩にも罰則を適用する方向で検討に入った。メールアドレスや電話番号などの個人情報の流出や、それらを利用した犯罪増加を抑える狙い。・・・・・途中省略・・・・しかし、企業がコンピュータに集積・電子化した個人情報に関しては、アクセス権限を持つ従業員が携帯型ハードディスクや書き込み可能なDVDなどにコピーして持ち出し、第三者に提供したような場合に漏洩自体を罰する明確な規定がない。以下省略
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 個人情報の流失の例としてはヤフーBBの顧客情報の漏洩とそれに関連した企業恐喝事件がありました。私の情報もそのときに漏れたため、ヤフーBBから詫びの手紙と金銭が届きました。あれから半年くらい経つように思いますが、ようやく法制化の動きが出てきたようです。

 この記事で注目したのは太字の部分で、従業員が情報をコピーして持ち出した場合の罰則規定がないというところです。「へぇ~、そうなんだ~」とある意味、あの情報漏洩が起きて当然だと納得しました。法律がなければ安月給の従業員は小遣い稼ぎに情報を売って当然です。

 また、政治的なかけひきという面からこの法律を見ると、私は総務省の「ソフトバンク潰し」があるのではないかと思いました。ずっと携帯電話への参入を求め、アメリカにまで説明にいったソフトバンクを、省益を優先する総務省としては何とか参入させたくないはずです。この法案ができればヤフーBBの情報漏洩がどうしても取り上げられますから、ソフトバンクのイメージダウンになります。「ヤフーBBの顧客情報漏洩をきっかけにして論議が巻き起こり・・・」というように連呼すれば、確実に印象は悪くなります。役人がにやりを笑う姿が目に浮かびます。






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最終更新日  2005年02月13日 07時55分53秒
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