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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:茶
タクシーに乗りながら、外を見ていたら、仏壇の町並みが現れた。 何だろうと思ってよく見ると、紅色の服に黄色い袈裟をかけたチベット僧もいる。 ここが、成都のチベット街だとピンときた。 仕事で訪問するタクシーは、近くで停車した。チベット街のすぐそばだった。
成都はチベットの入口である。 そして成都の寛窄巷子は300年前に、清の時代、康煕皇帝の部隊がチベット叛乱鎮圧後、1000人の八旗兵士を成都に残留させ治安維持にあたらせた駐屯地として整備された。 成都は昔からチベットの入口だった。
いつか、本物のバター茶を飲みたいと思っていたので、チベット街にバター茶を飲みに行く。 チベット人が入れた茶が飲める。 面白いのは、同行した中国人が、非常にチベット街に行くことをためらっていたことだ。 爬虫類に対して、潜在的に感じる昔の怖さのような危険を感じている様でもある。 日本人のぼくは、チベットおもしろそうとだけしか、感じていない。
そこでバター茶を頼むと、ポットで出てきた。 このバター茶がどのように作られたのかは見ていない。 バターがヤクバターなのかは不明だ。 味は、中国人は一口で飲むのをやめた。 ぼくは、体に記憶させようと、何杯も飲んだ。 なんだろう、癖のあるちょっと置いておいたバターに塩を加えた茶で、味わうより、朝のクノールカップスープを飲む感覚に似ている。
以下 ウィキペディアとチベット文化サイトよりコピー チベット人は、日常、バター茶のことをスーチャ(撹拌した茶)と呼ぶ。なぜなら、お茶の中にバター、塩と牛乳を入れ、撹拌して作るからだ。それ以外のお茶は、チャタン(BLACK TEA)という。これは撹拌する必要はなく、沸かしたお茶の中に塩とバターを少々加えたものである。最近、西洋風の甘いミルク・ティー(チャガルモ)を飲むようになってから、チベットのバター茶のことをボットチャとも呼ぶようになった。ボットチャとは、チベットの茶という意味であり、バター茶を意味する。少し前まで、貴族や商人は別としてチベットではお茶といえばバター茶とチャタン(黒茶)で、甘いミルク・ティーを飲む習慣はなかった。なぜなら紅茶も砂糖も手に入りにくく、チベットの首都ラサをはじめ、シカツェ、ギャンツェなどで使用している砂糖はすべてインドから輸入していた。バター茶という呼び名は、英語の(Butter Tea)を直訳した言葉で、チベットはバター茶と呼ばず、前述したようにスーチャ(バター茶)或いはチャタン(黒茶)と呼ぶ。 バター茶の入れ方は、まず、銅製の鍋(サン・ディク)の中に四分の三くらいの水を入れ、その中に黒茶(茶の葉を蒸して醗酵させ、固めて干して塊にしたもの)とブント(天然ソーダ)を処々入れて、どろどろになるまで長時間煮詰める。チベットは、標高が高いため、湯が沸騰するのが平地より早いため、長時間煮詰めないと茶の風味が出にくいため、ブントを入れるなど製法を工夫をしている。茶を長時間ぐらぐらと煎じた後、茶漉(チャツァ)を使って、茶粕(チャロ)と茶汁(チャ・ク)を別に鍋に移し、茶杓子(チャキョク)で何度も汲み上げては注ぎ、注いでは汲み上げ茶の味と香ばしさを引き出す。 分離したチャタンを細長い木の桶(ドンモ)に入れ、その中にバター(固形化したヤクの乳から作られたギーであるヤクバター (de:Yakbutter))、岩塩と牛乳を少々加えた後、撹拌棒(チャテゥク)で、上下によく撹拌し、ミックスする。ドンモとチャテゥクは、ミクサーの働きをしているのである。撹拌しては、鍋に戻し、また、杓子で汲み上げて桶に入れて撹拌する。バタバター、塩と牛乳と茶をよく溶け合うようにに何回も繰り返し撹拌すればおいしいバター茶ができあがる。そしてバター茶を急須(コクディー)の中に移し、沸騰しない程度まで、もう一度温めなおしてから注ぐのがおいしいバター茶を入れるコツである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.03 14:55:59
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