アウト・ドアめし

2017/03/30(木)04:47

宇多田ヒカルさんの道というファントーム(Fantome)

音楽(404)

宇多田ヒカル/Fantome(ファントーム) [CD] 2016/9/28発売 TYCT-60101 「ファントーム(Fantome)」 宇多田ヒカルさんのアルバムが気になる。 先週から放送解禁でラジオから流れ、出演するテレビでは歌に込めた母への想いを語る。 飾らない歌声は、何かを通り抜け、別の次元に突入した。 自分の子育てを通して、自分が母からもらったものに気が付く。 それは、心の奥に仕舞われて、見ずにいて、自分を支配していた何かである。 彼女は、母の元に帰ろうとする。 「道」では、そんな赤裸々な気持ちが歌われる。 そんな複雑な気持ちを作品にしてしまうことが、音楽表現の新たな可能性を拡げる。 顔つきは日本人だけど、海外育ちの彼女の中身は日本人ではない。 そのアウトサイダーが立ち返る場所が、母である。 これは、彼女のゴスペル(福音)でもある。 歌詞の世界もすごいが、サウンドも新しい。 何が違うのか、感じているけど、何が違うのか、口に出来ず、何度も意識を集中して聴いてしまう。 新しい音楽表現が生まれている。

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