アウト・ドアめし

2016/11/24(木)20:25

山梨の富士山 山梨ロマン主義廃墟と昭和レトロ

山梨(27)

2016年11月22日の中央道は、秋から冬に向かう山の紅葉が鮮やかだった。 もしかしたら、東京、神奈川、山梨に掛けての中央道の紅葉を走り抜けるのは、今かもしれない。  高速道路から見る富士山は、静岡県由比辺りでは、海とのセットで雄大である。 足柄サービスエリアでは木の香りが強く漂う中、富士山が目の前にどっしりと構える。 ただ、遠い。 逆に中央道富士吉田線から見る富士山は、富士山の懐に吸い込まれる感覚がある。 さらに近い富士吉田から見る富士山は凛とした空気の中で目の前に立ちはだかる感覚がある。 そして富士吉田うどん(吉田のうどん)を食べようと歩く町は、風化していた。 ここは、いつの間にか時空の歪みから、過去の世界に滑り込んだトリップ感がある。 ドイツロマン主義の画家が描く廃墟と過去への憧憬と同じように大正、昭和の高度成長期への憧憬を富士山と伴に描き上げるのに最適なロケーションがここにある。 ここは、昭和生まれの自分の何かが刺激される場所である。

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