2017/04/13(木)09:23
東京都港区三田 パッセージコーヒー、佐々木修一さんの極上エアロプレス
パッセージコーヒー
東京都港区芝5-14-16 大正堂ビル1F
http://passagecoffee.com/
エアロプレスで飲んだのは、エチオピアのナチュラルだった。
最初の瞬間、口にストロベリーや優しい酸味が来たが、口に起きた感覚が、様々な香りの糸が舌の上で収束したりほぐれたりしている。
それにものすごい滑らかな、繊細な糸だ。まさにシルキーな味わいである。
そして、アフターで見えてくるのは、エアロプレス特有の濁りがないことだ。非常にクリアな仕上がりである。エアロプレスは、液体が濁るものだと思っていた。
目の前の佐々木さんにそう、コメントしたら、そこに、こだわっているとおっしゃった。
滑らかさを大切にしている。また、濁るエアロプレスは、シリンダーを押す力が強すぎて、下部の隙間からコーヒーの粉が出てしまう。なので、そうならないように押す速度も繊細な力加減でされる。
また、コーヒーを入れながら色々な質問に答えて頂いた。
使う豆は、17グラム
挽き目は細かくない。
温度は、80度から83度。(←確か、そうおっしゃってた。要再確認。)
お湯は、220CC。
抽出時間は2分以内。
となっている。
大会では、温度計を使わないので、抽出してから、審査員の口元に届く時間を考えた調整が行われる。
出来上がったコーヒーを差し出すときに、恐らくこれで、62か3度です、とおっしゃった。
さすが、世界チャンピオンになったバリスタは、提供しているコーヒーの温度も把握されている。
しかも、温度計は使用していない。
ポール バセットのバリスタ、エアロプレス2014優勝
https://allabout.co.jp/gm/gc/443960/
この店は、カウンターパートコーヒーギャラリーの土橋さんの強いお勧めで来た。
土橋さんが佐々木さんを師匠と呼んでます、と言ったら、弟子にしたつもりはないと笑っていた。
川口葉子女史の上記リンクの記事を読むと、正確な味を再現するルーティンのスピリッツは、確かに土橋さんにも根付いていた。佐々木さんから受け継がれている。