2006年07月の記事一覧 | あんたがいない夜

恐怖体験・・・あなたの知らない世界・・・ピザ屋さん編

「暑い夏、死刑！」と、こまわり君がキメポーズを作りながら叫ぶ今日この頃。寝苦しい夜を、涼しくしたいがためにケーブルテレビで放映してた、ジュンジ稲川の特集を録画した。で、見た。ジュンジは言った。「心霊体験する人と、そうでない人の違いって、気付くか気付かないか、それだけの違いなんですよね。『あれ？なんか、おかしいぞ』って、思った時には、それは起こってるんですよね・・・」ってさ。梅雨も明け、うだる午前中。今日が会期最終日ということで、ビムと二人でオリエント美術館に出かけたのだった。催事は「陶器が語る来世の理想郷　中国古代の暮らしと夢　建築・人・動物」展だ。内容は・・・っちゅーと、古代の中国では、死者はあの世に行ってからも現世と同じように生活をするので、不自由しないように、生きていた頃の生活環境を陶器で復元して、死者と一緒に埋葬しちゃおう。ってことから、様々な生活道具を実にリアルに作っちゃったのだ。それをテレビでチラリ見たもんで、どーしても生で見たい！ってことでわざわざ800円払って見に来たってワケだ。で、これがその陶器で作られた副葬品だ。まるで、芸術家が作ったかのような表現力。人や動物の動きや表情が、まるで生きてるかのような見事な出来映えだ。単なる副葬品だと思って、軽く見てたのが恥ずかしくなりまする。脱帽！最終日なのに、展示内容が地味なのか、来館者は滅法少ない。あー、実に気分よく拝観できましたっ。毎回、こんな具合だったらいいのになー＞美術館。気分よく美術館を出た頃に、オナカがグー。「なんか食べる？」「じゃ、アノ店はどお？」ってなことで、美術館のすぐ近くにある、とあるピザ屋さんに入ることにしたのであった。このピザ屋さん、結構な老舗らしい。となりにある串屋さんと並んで、人気のお店なんだそーだ。店のドアを開けて中に入ると、さすがにお昼時とあって店内はほぼ満席。運良く4人掛けテーブルがひとつ空いていた。ウェイトレスさんに確認してから座った。ら、このテーブル。ミョーに低いんだな、これが。腰掛けたソファーから飛び出したオノレの膝よりも低いんだ。　　　　　　そう。　　　この時点で気が付くべきだった。　　　「まてよ、なーんかおかしいぞ」ってね。ウェイトレスさんが水とおしぼりを持ってきたので、オーダーした。「○○ピザの MとSを一つづつと、ジンジャエールとパインジュース」と言いながら、ウェイトレスさんを見れば、注文票を持っていない。暗記している。・・・えっ？？？不思議なお店だ。オーダーを終え、さっき見た中国展の話をしながらグラスの水を一口飲んだ。・・・ぬるい。・・・？？？　　　そう、この時点で気が付くべきだった。　　　「まてよ、なーんかおかしいもーん」ってね。「お待ちどうさまでした」ぎこちないベーシャリのウェイトレスがピザを運んできた。それぞれのピザを、それぞれが軽ーくツマみ、それぞれの口で、それぞれが食べようと持ち上げた瞬間、「ベチャリっ」それぞれ6分の1にカットされてあるピザは、それぞれ無惨にも半分に折れ、それぞれのお好みのトッピン具は、6分の5の仲間のいるお皿に戻っていったのだった。・・・・はぁ・・・？？？？「あれ？まだ熱いからかなぁ？ちょっと冷ましてみようか」半分に折れたピザの生地だけをくわえながら、中途半端な妥協案をひねりだした。　　　そう、この時点で気が付くべきだった。　　　「まてい。なーんかおかしいぞなもし、大ザエモ～～～～ン」ってね。「ジンジャエールとパインジュースでございま～す」シュールなウェイトレスがまたもややって来た。もう、頬杖はつかない。じゃなくて、もう、騙されないぞ。おそるおそるジュースを一口飲んだ。ぬるい。やっぱり！思わず、ビムとバロムクロスでギュ～～～ンギュンだ。食うだけ食って、速攻で店をでた。帰りの車中では、中国展などなかったように、ピザ屋の悪口でモチきりでした。やはり、あの店にはナニかがいるのだ。でないと、こんな店が何年も営業しているハズはないのだ。この夏、やることなくて退屈なあなた。あなたの知らない世界で、恐怖体験をしてみてはいかが・・・？あ。ピザ屋の名前？モッツアレラ。いかないほーが、いいよ。損した気分になるからね。

KID WAS...

ここんとこ、現場が上手くいかない。今日も、造成したての現場で、乗って行った2tトラックが埋まっちゃった。JAF呼んで助けてもらった。　　どーなってんだ？？先週の木曜日は尾道だった。天気はサイコー。空も海も真っ青で、気分よく仕事をしていた。ら、途中で元請がやってきて、都合で10時30分から14時30分まで現場を止めなくちゃならなくなった。だと。仕方がないので、尾道の商店街をブラブラしてみた。なんだか寂れたこの商店街は子供の頃によく通った、近所の商店街になんとなく似ていてなんだか懐かしいや。商店街の辻辻には七夕飾りの笹がデコレートされて、とっても綺麗なんだ。ところどころに、脇道があり、その道沿いにもいくつかのお店が並んでいる。近所の商店街にも、こんな小さなお店がいくつもあったっけ。何本目かの脇道を抜けて反対の筋に出た。薄暗い筋道の向こうには、キラキラと輝く海が広がっていた。仕事なんて、無けりゃなー。汗をタオルで、グイッと拭きながらまた、現場へ歩いて帰った。次の、金曜日は淡路島だった。しかも、2現場ある。まったく、ウチの会社はバカだ。できるワケねーじゃんか。新人のタケピーと２人で5時出発。山陽道から瀬戸中央道。瀬戸大橋をすり抜けて、鳴門大橋をひとまたぎ。2時間かからなかった。早っ！！早く着きすぎたので、目に付いたローソンに寄った。で、変なコーヒー牛乳発見。淡路島限定みたい。案外、ウマかった！この日は、日中の気温が異常に高くて、30分働いては休憩。また、30分働いては休憩。近所の酒屋で買った2リットルのお茶のペットボトルも、すぐにカラッポ。着てる服はビチョビチョ。あまりの汗臭さに、タケピーと２人でスーパー銭湯に寄って帰ることにした。風呂上がりでサッパリ良い気分。再び通った鳴門大橋も爽やかに見えるわ。ここから見える瀬戸内海って、イメージよりも大きく、広く見える。フロントガラスで切り取られた瀬戸の島影が、とても印象的で美しかった。明けて、火曜日は福山。現場では、他業者も作業をしていてやりにくい、やりにくい。なんだか、仕事で疲れたのでビムとカエル姫と一緒にラーメンを食いに行った。卸町のはずれにある。近頃リニューアルしたそうだ。が、そもそもワシは、この店のことは知らなかった。たいして期待もせずにオーダー。ビムは「しょうゆ」。カエル姫は「ねぎ」。ワシは「スタミナ」。この「スタミナラーメン」なんて、見るからに真っ赤で、ただ辛いだけ！！ってな雰囲気だが、あーた。これがまた美味い！！美味いついでに、ビムとカエル姫のスープも一口ずつ飲んでみたが、これまたどちらもイケルっ！！このお店、合格っ！！！　また、来るよ。店を出た頃には、すっかり日がくれてました。あら？ビムはこれからまだ仕事なの？じゃ、コンビニでおやつでも買って帰りますか。毎日、毎日。うまくいかなくて多少はイヤな思いもしつつも、楽しい気分のひとときが、なんだかホッとさせてくれるよね。ほいじゃ、明日も、がんばりますか。おっしゃー。

LIVE WITH ME!!

オレは、今を生きていない。ましてや、明日に賭けるなんてこともできやしない。オレは、昨日に生きて、置き忘れてきた過去に生きているんだ。ザ・モッズの25周年記念アルバムを。25年前のライブDVDがセットになってた。どしゃぶり雨に打たれて、楽器も照明もマイクも、すべてが使い物にならなくなっても、森ヤンは、歌いつづける。ギターもマイクも投げ捨てて歌う。テレビをつければソコに泣くことを忘れたピエロオレはNO REACTION!!HEY! TRAVIS!! LIVE WITH ME!!!

精密検査

あー。太ってますね。ホレ、ここんとこの数値が高いでしょ。もいっかい、病院でキチンと検査してね。先日の会社の健康診断の結果、病院にて精密検査が必要とでた。仕事を休み、本日、検査に行ってきた。あー。太ってますね。ホレ、ここんとこ数値が高いでしょ。油モノを控えめにしてね。4,420円払って、同じこと言われた。ま、無事だったから、いーか。でもよ。会社でやった健康診断と、今日の検査で出てきた数値なんか、まるで違ってるんだぜ。血圧なんて、別人のかよ？ってくらい違ってる。信用できるのか？＞検診バス。----------------------------------------------------------------で、病院の待合い室でオモシロイのを見た。ズングリでかくて、サングラス。真っ黒に日焼けしてんだけど・・・。マユゲがイラストなんだ。ぷぷぷ。で、左手の小指も一関節分短くて・・・。左手の中指のリングもイラストのオッサン。ぷぷぷ。笑いたくても、笑えない。くぅーーーっ。つらい！！だって、笑ったら、検査だけのつもりが、即入院になっちゃうかもしれんもんなー。↑根性ナシ。

『未完の夢　無言館展』-戦没画学生が遺した愛と絵-

　　　6月2日から、本日7月2日までの会期で岡山デジタルミュージアムで開催されていた絵画展。『未完の夢　無言館展』に行ってきました。　　　何度行っても、つくづく思うのは　　　「休日に美術館なんて、行くオレの方が悪いんだろうな」ってことだ。　　　無神経なバカ共の為に、見たいものも見るのが難儀で、　　　全くうんざりしてしまう。　　　もう、休日なんかには行かないことにしなくっちゃな。展覧会の内容は、太平洋戦争時下の日本に生まれたが為に、「お国の為に」召集され死んで行った若き芸術家達の燃え滾る情熱で描かれた絵画や、彫刻の展示だ。さすがに芸術を専攻していた方たちだけあって、「おおっ！」と、思わずため息を漏らしてしまう程の作品も多数あり、実に見ごたえのあるものだった。「あの当時に、戦争さえなければ、この人達はきっと素晴らしい絵を書き続けたに違いないのに。あの戦争さえなければ・・・。」きっと、そんな主旨の展覧会なんだろうな。　　　一時間ちょっとでひと回りして会場を後にした。半券には「常設展」のチケットもついている。ので、ついでに寄ってみた。ら。この「常設展」ってのが、スッゲー面白い！！ワシにピッタリ！！岡山のいろんな情報を（主にチビッコが楽しめるものだけど）デジタル化して簡単に、いろんなカテゴリから、すぐに検索できちゃうのだ。（歴史好きのワシには、もってこいじゃ）今度からヒマな時はココに来て、ずーーーっと居座っちゃおうかなーー。ってくらい楽しかったわ。（今日は夕方から用事があったので一時間弱しかいられなかったんだ）流した涙も、すっかり乾いちゃったわ。