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カテゴリ:目グルメ・耳グルメ・舌グルメ
ダンス、ダンス、ダンス・・・。
踊りたい。夜が明けるまで・・・。 踊り続けて教えておくれよ。ねえ。 4拍子? 明日の事? みんな忘れたよ。 鮮やかにジャンプするぜ。転びそう・・・。 うつ伏せになっても、もうダンスはとまらない。 ダンス、ダンス、ダンス・・・・・。 クルクルとステージ上を回りながら、転びながら、ジャンプしながら。 あの日のキヨシローのように見えたんだ。 みんなに見られているけど、 誰もいない、独りぼっちの空間で 孤独のステップを踏んでいた。 今週の天気予報は、「週末の土日は、残念ながら雨模様です・・・」となっていた。 事実、前日までは雨が降り、久しぶりの「当たる天気予報か?」の様相を呈していた。 しかし、やはりハズレる天気予報。 目覚めてみれば、雲ひとつない青い空。 なんて素晴らしいお天気なんだろう! さて、今日はお出かけなのである。 近頃ダンスに目覚めた、10才の天才画伯のオススメで、 倉敷までダンスの公演を見に行くのだ。 演ずるは、 NHK教育「からだであそぼ」の中のコーナー。 「こんどうさんちのたいそう」でお馴染みの近藤良平である。 一般席4,000円のチケットを、ある特殊ルートを使って3,600円で入手した。 会場になっている「倉敷市芸文館アイシアター」は初めてだ。 「意外に狭いのよ」なんて聞いていたが、なんのなんの。 逆にその狭さ故に、ダンサーの息遣いや迸る汗、飛んでくる小道具を直に体感することができたのだ。 ダンスを楽しむには丁度いいスペースだったよ。 なにしろ、座った場所は一番前。 視線の先には、ステージがドッバーッッと広がっているだけなのだ。 こんな超特等席につかせてくれた天才母子さん、ホントにありがとね! 今回の出演は 近藤良平と黒田育世。 ゲストに藤田善宏。 そして、地元倉敷のメンバーを中心に結成されたダンスユニット「チームくらくら」。 演奏に松本じろ。 果たして、4,000円・・・いや、3,600円では安すぎる、とってもエスプレッソな内容だった。 ↑てか、値段で換算なんかするのが失礼なんだが・・・。 まず、オープニングは近藤が客席をほぐす。 どこか、「・・・・・(笑)」的な、妙にゆったりした間(ま)の小ネタを数点。 なんとなく客席のリラックスした雰囲気がホールを包みはじめると、 今回のテーマ「アソブ」を演じはじめる。 どこか機械的な動きのリフレイン。かと思えば、赤ん坊になって這い這い。 ステージ上をグルグル走り回る。 持ちうるエネルギーを全て使って、ちから一杯「アソブ」。 途中から黒田が交わってくる。 彼女は薄いワンピース(キャミソール?)一枚で踊る。 服から飛び出した、鍛え抜かれた腕、足、首は、その運動能力の高さを無言の内に語り尽くす。 休む事なく激しく踊り続ける姿を見ているだけで、 コチラが息苦しくなってしまうほどだ。 公演後ロビーで見かけた彼女は、どこにでもいるフツーの女性のようなのに。 ギター伴奏の松本は絶品。 なんだかわかんないけど、ファンになっちゃいました。 マイクを付けたアコギから流れるサウンドは、 タンゴなんだか、フラメンコなんだか。マンボかルンバか、クラシックか? とにかく情熱一杯のギターだ。 チームくらくら。 前知識はおろか、後知識もないが、彼らも絶品! 総勢20名前後だろうか。 男は3人。 客席に友人知人が多数見に来ているようだが、 傍目にはちょっと恥ずかしいダンスも、笑顔一杯ホンキで踊っている。 みんな、普段の仕事で着ているユニホームが今日の衣裳だ。 左官さん、インターンさん。ペンキ屋さん、客席乗務員さんにサラリーマンさん。 一番前で見ていると、彼らの顔から、体から物凄い汗が吹き出しているのがわかる。 ちから一杯、胸一杯。 持てる限りの情熱で踊ってた。 なんだか、ちょっと感動しちゃいました。 スポットライトは、どこかのスターのもの。 と、誰かが昔、歌ってたけど、 どこかのスターってのは、あなたかもしれないよ。 情熱を忘れないで、情熱を捨てないで。 毎日を闘い抜こうよ。 今日の小道具。 レコードプレイヤー。 ランプ。 踊り疲れた近藤良平(赤いヤツ)。 P.S.きなこ姉さん、お身体の具合はいかがですか。 早く元気になってください。 また、遊びましょう。 チケットありがとうございました(^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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