日曜日は今ジュネーブのプランパレ公園にやって来ているサーカス団、cirque du soleil(シルク デュ ソレイユ)のショーを見に行きました。
シルク デュ ソレイユは世界的に高い評価を得ているカナダの大パフォーマンス団。演目が幾つかあり、演目ごとのチームにわかれ、各々のチームが世界中で公演を行っていて、日本でも最近は主要都市で公演を行っています。
公演は、
「サーカスなんて子供の見るもの・・・」
と、タカをくくって見に行った人が、舞台が終わると、「素晴らしい」と絶賛しだすという噂。
有名なだけあって、市内で宣伝を目にすることも多いので興味はあっても、入場料が高く(一番良い席は一人115Sfr.約1万円。サーカスは安い席だと遠くてピエロの芸などが見えないので是非一番良い席で見たい。)、家計費から出し渋っていた私ですが(笑)、旦那が家族全員分チケットを買ってくれたので観に行くことができました。
今回のジュネーブ公演演目はDralion(ドラゴンとライオンの意味)ドラリオン。中国を中心としたアジアの古典芸と、西洋のエンターテイメントを集合させた舞台ということだそうです。
サーカスを見るのは初めてではありませんでしたが、前見たのはボリショイ大サーカスで、トラや犬が芸をしたり、高度な技術の空中ブランコや綱渡りのある、いわゆる「サーカス」。
単にサーカスとしてはそちらの方が技術は高いし、そういう芸も楽しいものですが、ドラリオンには単なる芸を見るのではない、違った素晴らしさがありました。
とにかく豪華。
演出、舞台衣装、舞台装置。どれを取ってもゴージャスで、舞台は本当に夢の世界。
演目も、ただ空中ブランコ、ただ曲芸というふうではなく、ドラマティックな芝居仕立て。まず曲芸をする演者自身が素晴らしい演技力で魅せます。
バックではオペラ歌手が生で歌を歌い、ダンサー達が絶え間なく踊り・・・。そのダンサーの踊りと、バックの曲は全てオリジナル。しかもそれがタダのサーカスのオマケではなくて、この音楽だけでも北米ではCDとして普通に市販されていたり、ダンスと歌だけでも公演が成り立つほど、レベルの高い素晴らしいものです。
言ってみれば、サーカスとダンスとオペラが組み合わさったような舞台で、全く飽きることがありません。
これならあの高い入場券代も納得。
噂以上の素晴らしいショーでした。
演目は他にも色々あって、ジュネーブには毎年この季節1ヶ月半くらい来ているので、来年も見てみたいです。
え?来年は切符代家計費持ち?(^^;)
ちなみに、最VIP席はスポンサーのUBSが持ってるみたいですが、ここのチケットを持ってると、1時間前に集合して、舞台裏の見学ツアーつきだそうです。
どっかからまわってこないかなぁ~(さすがに無理か(^_^;))。