1199650 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ジュネーブその日暮らし(+革モノ作り・レザークラフト)

ジュネーブその日暮らし(+革モノ作り・レザークラフト)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

いんど象

いんど象

カテゴリ

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

2007年05月11日
XML
カテゴリ:ジュネーブ近郊

 ヴェルバニアのあるマッジョーレ湖は、湖畔をずっと行けば再びスイスに入り、スイスのイタリア語圏のリゾート地、ロカルノやルガーノへ行き着ける。

ヴェルバニア
ヴェルバニアの湖畔にて。


 が、

 勿論今日はそんなところまで行ったら家に帰れなくなるので、ヴェルバニア湖畔公園で子供を遊ばせ、
「ここからミラノが近いよ。ミラノでスパゲッティ食べて・・・」
とか言い出す旦那を叩きのめし、少々その辺を散策しさっさと帰る事にした。
 ちなみにマッジョーレ湖は、遊覧船が走っていて、湖の中のほうの小島へ行ったり、湖畔の他の町を周遊したりするのが人気のよう。
 勿論我々は乗る時間などないが・・・。

 しかし、帰り道に大きなショッピングセンターがあったので、そこでイタリア食材の買い込みは外せない。
 レモンチェッロ、イタリアのデザートワイン、生ジェノベーゼペースト(やっぱ生は違う!この生ペーストを食し、ジェノバペーストに対する認識が変わった!)、カニ入り生ラビオリ、チーズ・・・。
 おいしそうなものが色々買えたのでヴェルバニア、よしとするか(二度と来ないと思うけど)。

ベルバニアお土産
緑色の袋のスパゲッティ、コシがあってとっても美味しかったです



 時間も午後7時になってしまったが、旦那&子供らが、
「夕飯にどうしてもイタリアのパスタ」
というので、その辺の店を探して入るも、頼んだ品がパスタとピザだけなのにも関わらず、全然料理が出てこない(^^;)。

 スイスも料理が出てくるのは早いとはいえないが、フランス、スイスと比べても、イタリア(特に田舎)は料理が出てくるのが凄く遅い気がする。
 ベネチアでは最初の料理が出てくるまで1時間も待ったことあるし・・・。

 イタリアにしては味もイマイチだったこの店のおかげで、帰りの9時5分発の車電車にはギリギリ間に合わず。

 次の電車は1時間半後。

 仕方ないのでシンプロン峠を車で越えることにした。


 カーナビのトムは山越えは30分かからないと言っているが、どんな道でも80キロでカッ飛ばすという前提の計算なので、勿論そんな短時間で越えられはしないだろうが、1時間半はかかるまい。


 子供らは既に爆睡。

 スイス方面に向って走り、しばらく行くと国境があり、無事スイスへ帰国。
 帰国するも、峠はスイスにあるので、車はまだどんどん山を登る。


 ちなみにシンプロン峠はナポレオンがアルプス越えのために1800年~1805年に整備した峠で、その時に大砲も運べる広さにしたらしい。
 今では更に道は整備されていて、傾斜もさほどきつくなく走りやすい。

 楽勝じゃん!

 と、すっかり安心していたが、道の両側に雪が現れはじめ、雲行きも怪しくなってきた。

 登るにしたがって雲が濃くなり風景が見えにくくなってくる。
 しかし、この標高2000m近い峠付近にも、村があるのは驚き。雲の向こうにぼんやり何十もの窓の明かりが見える(シンプロンドルフ村らしい)。

 やがて文字通り、山道は雲の中へ突入した。

 周りは白い世界となり、何も見えなくなった。

 あまりにも雲が濃いので、道も見えない。視界は5mくらいか?
 手がかりは、車のすぐ斜め前に見える道路の白線だけ。
 時速15キロくらいでハザードをつけ、その白線を頼りに走るしかない。
 といっても、峠越えをはじめて時間がたっているのにまだ対向車は1台も来ない。
 国境越えでは後ろに車がいたはずなのに、いつの間にか消えてるし・・・。 
 
 昼間で晴れてたら綺麗だろうな~。
 とか最初は思っていたけれど、一向に雲から出られない。
 1人で運転してたら怖いだろうな~。はっと気付くと、バックミラーに知らない人の顔が・・・っていうの、こういう道だぞ。多分(^^;)。
う~む。
旦那につまらん事を聞いてみたくなる。



「ねえ、今ここで、誰か道端に立ってヒッチハイクしてたらどうする?」


 「絶対乗せない!!そいつ、足ないやろ・・・お化け。」
(おぬし、同じことを考えていたな・・・(^^;))


 いつになったら峠を越えるのか?こんななら駅で1時間半待ってた方が良かったんじゃないか?とか、色々考えてると、峠の茶屋らしき影(道路わきで電気がついていたのでぼんやり姿が見える)がある。ここが峠のてっぺんかしらん?

 そう思っていると何となく道路は下りになった。雲も薄くなってきて一安心。
 しかしおかげでブリークまで1時間近くかかってしまった。
 むむむ・・・既に10時半じゃん。

 ここから更に家まで2時間半か・・・。

 結局家にたどり着いたのは午前1時(^^;)。

 



 所で、今日は何をしに出かけたんだっけ?
 思わず問わずにはいられない・・・。

 なんだかよくわからないトレッキングデビューであった。

 

 

 

 

 いや、デビューしてないし・・・・。



 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年05月11日 15時56分21秒
[ジュネーブ近郊] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X