12月のはじめから日本で手術&療養&ついでに仕事 中の旦那の代わりに母がスイスへ来ていまして、雑談三昧、お出かけ三昧でブログの更新も滞っていましたが・・・(^^;)、またはじめたいと思います。
取り合えず、母と一緒に、モンブランを見に行ったので、その話題でも・・・。
モンブランを見るにはエギュイユ・デュ・ミディ(Aiguille du Midi)の展望台からというのが一番メジャーな選択です。
ここの展望台は、標高3842m。ロープウェー、テレキャビン、エレベーターを乗り継いで約30分で一気に富士山より高いところまで上るというもので、世界的に有名。
シーズンは当然夏場で、その時にはロープウェー乗り場は長蛇の列。2時間待ちとかになるらしいです(^^;)。
で、子連れなのでそんなに待つのがイヤな我が家は、10月の普通の週末に1度行ったことがあります。
その頃、地上の気温は18度くらいだったと思いますが、エギュイユ・デュ・ミディの上は、地上の気温マイナス20度くらいの感じなのでロングのダウンコートと手袋で丁度良い感じでした。
で、今は12月。
シャモニの町は雪に覆われ、気温がマイナス8度(^=^;)。
つまり、展望台はマイナス30度近いってことになります(^=^;)。
う~む・・・。
行くか・・・。
今の時期は空いているけれど「覚悟のいる寒さ」ということをシャモニ在住の友人に聞いていたので、スキーをするわけれもないのに、スキーウエアを着て、上へ向います。
テレキャビンから見たエギュイユ・デュ・ミディ展望台
ところで、観光客の中にはその寒さを知ってか知らずか、手袋をしてないとか、薄手ストッキングにパンプススカートのおしゃれ着だとか、タウン用ハーフコート程度の防寒だとかのチャレンジャーな人もいますが、できれば防寒対策は万全に(^^;)。
3842mの展望台の上・・・。
周りは見渡す限りの雪山と雲海。
天気も良く、素晴らしい眺めです。
でも、寒いっ!!!
寒すぎるっ!!!!
頂上展望台、滞在時間3分(笑)。
上にいたのは3分くらいですが、普通の靴と手袋では指先が痺れてしまいました。大人もスキー手袋がオススメです。
(因みに、展望エレベーター付近では、トイレだと暖房が効いています。)
3842mの展望台の後は、他にも設けられているテラスへ。
粉雪が風で吹き上げられていて、ここも目茶寒いです(^^;)。
こんな寒い中、冬山登山で凍死するのだけは絶対イヤだと思ったり・・・。
帰りのテレキャビン乗り場の一番上の階には展望カフェテリアがあります。サンドイッチやドーナツなどの軽食と、暖かい飲み物などがいただけなす。毎度のテレキャビン出発5分前にアナウンスがあります。
ということで、美しい絶景と普段体験できない寒さを堪能(?)し、無事シャモニの町へ降りてきました。
●インフォメーション
・交通
ジュネーブからだと車で約1時間15分。普通車高速料金は片道で1.7ユーロ+3.5ユーロの2度支払い。
バスではモンブラン通り裏のGare Routiereバスターミナルから1日2~3便運行。往復96Sfr.なお、夏場はロープウェーで2時間待ちも普通だが、ツアーに参加すれば待たずに乗れるので時間の節約になる。
・駐車場
冬季はシャモニ手前のエギュイユ・デュ・ミディ展望台駐車場入り口は閉鎖となるので、街中から回り込むか、他の駐車場へ。気温がマイナス10度前後と寒いので、個人的には屋外ではなく、モンブラン広場下の屋内駐車場をオススメ。
・混雑具合
冬季はクリスマス時期を除き並ぶことも、時間指定もない。上りの運行は10時~3時半くらいまで。30分に1本。
夏場は2時間待ち程度。時間指定の予約券を購入することもできる。3842mの展望台ではエレベーターの登り下りにも列ができる。
ロープウェー乗り場横のカフェテリアでは朝食も食べられるので、夏場は早く出発し、朝食は現地でという選択肢もある。
・防寒
夏場は日本の秋程度の上着を用意する。実は風がなければ半そででも大丈夫だが、日差しがかなり強いので長袖やサングラスで紫外線を防いだほうが良いと思う。
冬場はスキーウエアとスキー手袋程度の防寒が必要。
・子供
幼稚園児くらいから登っているが、乳児はやめた方が良い。なお、気圧変化による耳抜きが必要なので、子供には飴などをなめさせておくとか、鼻をつまんで唾を飲み込ませるなどしながら登ること。また、上で頭痛がしはじめたら高山病であるので、速やかに降りること。
・その他
フランスではお昼ご飯であっても、料理が出てくるまでに時間がかかる。
例えばロープウェーの指定時間までに1時間あるから食事でも・・・という場合はビュッフェ形式か、サンドイッチなどにしておくのが無難。普通のレストランに入ると、サラダ+料理+デザートの一般的な昼定食でも2時間くらいかかることも多い。