突然ですが・・・今回は北アフリカ料理。
モロッコ、チュニジアなどの北アフリカにはタジンというフタが△の鍋があって、これで煮込んだ料理も『タジン』といいます。
専用タジン鍋は、ル・クルーゼからも発売されている程度にフランス文化圏では手に入りやすいものです。
専用タジン鍋だと蒸し煮状態がうまくできるということらしいですが、あの△フタが場所をとって邪魔。
我が家もタジン鍋を持っていたのですが、陶器のものだったので割れてしまい、実はそれ以来買いなおしてません。別にタジン鍋でなくても、材料が余裕で入るくらいの大きな鍋なら、タジン料理は作れますので・・・(笑)。
タジンのスパイスは、パプリカ、クミン、サフラン、ショウガ、シナモン、ハリッサなどから2~3種類組み合わせる用ですが、面倒なので今回は市販のタジンミックス使用(笑)。
また、今回はトマトベースにしましたが、トマト味にせずあっさりスープベースの方法もあります。
スパイスからやってみたい方、タジンに凝ってみたい方は、フナックなどでフランス語の料理本が簡単に見つかりますのでどうぞ。
羊肉のタジン
![羊肉のタジン](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/61/0000195161/42/img8e5e24d9zikbzj.jpeg)
材料(6人分くらい)
羊肉(煮込み用) 800g
ニンニク ひとかけ(薄切り)
人参 3本(皮をむき乱切り)
玉ねぎ 大1(皮をむき くし形に切る)
セロリ 2本(筋を取り乱切り)
ジャガイモ 3~4個(皮をむき2~4個に切り分け水にさらす)
トマト 1~2個(ざく切り)
ズッキーニ 2本(3つに切り、各々を縦長の四つ割り)
インゲン(冷凍でも可) ひとつかみ
ナツメヤシ 4~6個
干し葡萄 大1~2
塩・コショウ 適量
タジン用スパイスミックス(仏カルフールなどにあり) 大匙3
オリーブ油 適量
トマトペースト 大匙2~3
チキンスープの素 1個
作り方
1)大き目の鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて火にかけ、油にニンニクの香りが移ったら、羊肉を入れていためる。
色が変わる程度ではなく、少し焦げ目がつくくらいに。
2)1)に塩コショウ、タジンミックスを振りいれ、更に炒め、人参、玉ねぎ、セロリを加える。
3)野菜に油が馴染んだら、水を切ったジャガイモ、トマトも入れて更にいため、油が馴染んだらお湯1リットルにトマトペーストとチキンスープの素を溶かしたものを注ぎいれる。
4)煮立ったら弱火にし、30分ほど煮込む(蒸し煮に近い感じ)。羊肉の脂が浮いてくるので取り除き、ズッキーニを加える。
5)更に15分経ったらインゲン、ナツメヤシと干し葡萄も入れて、15分ほど煮込んで出来上がり。
6)辛いのが好みの方は、ハリッサを添えてどうぞ。
* 材料は多いですが、基本的には切って炒めて煮込むだけです。
* 羊肉はラグー用だと切る手間もなくラクチン。
* カルフールのスパイスミックスは調味料も入っているお手軽モノですが、スパイスのみのミックスの場合、チキンスープと塩コショウ、ナツメヤシ(甘味)の量を調節してください。