なきっつらにはちがぶうぶう
バイトも今日明日で終わり、バイト先から行くと近いが自宅からだとむちゃくちゃ遠い歯医者に、今のうちに行っとかなくちゃと今更思い立ち、今から行っていいですかと電話してバイト帰りにゴー。電話でホメオパシー的なことについて質問したら「樹音さんはホメオパシーをあんまりご存知ないから」と言われてムッとする。あーたねー、俺は俺でホメオパスと相談した上でこの質問をだねー。この歯医者は頑ななクラシカルの人で、プラクティカルは一切信用していないらしく、私が世話になっているホメオパシー団体の名を出した時「あーあそこね」と批判的な声色で言ったのが少々気になっていたが、今度は「ご存知ないから」と来たか。確かにあんまりご存知ないけどね、だいたいあんたこそ治療の時にアーニカ放り込むとかその程度でしょ?(いや他にも何種類か使ってたけどさ)若干イラッとしたのは忘れ、ふらふら時間を潰して歯医者に到着したが、どうも今日の彼は機嫌が悪そうだ。器具をぼんぼん放り投げるようにして使っている。俺は音を立てて乱暴に物を扱う人が大嫌いだもんでその音に大変イライラし、しかも今日の彼は歯の扱いまで乱暴だもんで痛い、痛い痛い。痛いのでますます俺もイライラし。しまいには次の患者が来てしまって焦った彼の乱暴さはピークに達し、頭部の真ん中らへんという大変重要な部分を預けている身としてはもう、怖いんだか悲しいんだか分からない絶望的心境に達してしまい、帰り道には人を殴るんじゃないかと本気で思った。なんだか鉄の棒でカンカンカンカン硬いものを叩きたくて仕方なかった帰路1時間半。一心不乱に叩きたくて仕方なかったよ。そして帰ってきて飯を食ったら詰め物取れました。一瞬でした。