ふ た こ ぶ

今回の産後、とにかく困っていた症状が「パニック」だった。いわゆるパニック障害と似てるんだろうか？時には些細なきっかけで、時には何の前触れもなく、仙骨と頭蓋骨がキュルキュルキュル～と硬直を始め、手足が震えだし、冷や汗がだくだく流れだす。芯の方には「何も困ったことはないじゃん、問題ないじゃん」と落ち着いている自分がいるのだけど、体が勝手にパニックモードになっていて止められないのだ。普通、パニックと言うと何か原因やら対象があるものだけど、何もないのにパニクるのが大変困ったところ。原因や対象があるならそれを解決すればパニックも収まるはずだが、それがないから収拾がつかない。

普段から魂がどこかにぶっ飛んでいる感じではあったが、このパニック発作が始まると本当にもうだめで、我ながらかわいそうなぐらいアワワワワ状態だった。何がアワワワなのか分からないけどとにかくアワワワなのだ。嵐が過ぎ去るのを待つしかなかった。目の温湿布や首の温湿布、耳ひっぱりやら仙骨の焼き塩やら各種体操、何をやってもダメ。大火事を水鉄砲で消火してる感じ。

白砂糖を抜いて１ヶ月少々、あんなに困っていた症状は、今やきれいさっぱり消えました。「気持ちは落ち着いてるはずなのに、なんで体が勝手にパニクるの？」とすごく疑問だったけど、今なら分かる。「砂糖で体がやられてたから」ですね。あんな訳の分からない深刻な症状が、まさか砂糖中毒のせいだったなんて、私には全く想像がつかなかった。やめてみて初めて分かる砂糖の恐ろしさ・・・。白砂糖をたくさん摂取してる人、本当に気をつけてください。今はまだ平気かもしれないけど、何かのきっかけで私みたいになる可能性は充分ある。私の場合、きっかけは出産でした。本当にね、下手すりゃ死ぬよ。冗談抜きです。

そういえば、砂糖を抜き始めて数日間は、精神状態かなり大荒れでした。それ以前よりひどい「発作」、パニックやイライラの大波が何度もどーんと押し寄せて、でもその合間には嘘のような平穏。そんな繰り返しを経てだんだん落ち着いてきた感じ。だからもし、砂糖抜きに挑戦してみて「前よりひどくなった」と感じても、挫折せず続けてみてほしいなー。本当に嘘みたいに楽になるから。

砂糖抜き数日目の出来事は・・・母の車で出かけていて、チャイルドシートで眞手が大泣きした。安全のため車の中では心を鬼にし、絶対にチャイルドシートから降ろさないようにしているけど、大泣きしている子を抱かずに放っておくのは普通の精神状態でも結構辛い。が、この時の辛さはちょっと半端じゃなく「もう耐えられないから車停めるとこないかな？」と母に言ったものの、近くにそんな場所はありそうになかった。「ちょっと待って～今探すから」とか何とかやっている間に私は急速に限界に達し「うるせえええええええええええええええええ！！！！！！！」と眞手の耳元にてボリューム最大で叫んだのち、もう無理もう無理もう無理とか喚きながら車の座席を全力でぼかすか殴り続け、ようやく道端に停まった車から一目散に走り出してそのまま山の方へと駆けていってしまいましたとさ。背後でモモの「かか行っちゃった～！！」という泣き叫びを聞きつつ。そしてまたダッシュで戻ってきて車の横っちょを蹴ったりしたような・・・なんというか、いわゆるキ○ガイさんそのものでした。ちなみに、全力で座席を殴った時に損傷したらしく、１ヶ月経つ今でも手がまだちょっと痛いです。整体に行った時「手首ねじれてる」って笑われたよ。

と、まあこんなひどい発作が出ることもあるわけですが、それでもなお「好転反応」だと思って続けるべし！もう最近はこんなこと、とーんとありません。ちょっとイラッとするようなことすら、ほとんどない。奇跡だよね～。

そして砂糖抜き２日目あたりから、突然出始めたのは眞手の湿疹。授乳中なので私の食生活はダイレクトに彼に響くわけだけど、砂糖を抜いて悪いことなんて一つもないはずなので、心配ながらも見守り続けました。私は昔アトピー向けの健康食品の会社で働いていたので、アトピーの子を持つ母たちの、それこそ廃人クラスの苦労を嫌というほど見てきた。なので今回眞手の顔がかなりひどいグジュグジュになっていくのを見ていて本当に気が重かった。うわー私もあの世界に足を踏み入れることになるのかな、とか思っていたのだけど、最近彼もようやく落ち着いてツルツルの肌を取り戻しつつあります。本当によかった。

眞手はもう胎児の頃から私の砂糖漬け生活の被害者なわけで、全身の基礎が作られる大事な時期に本当に申し訳なかったと思うけど、私が砂糖をやめてようやく「排出」できる状態になったんじゃないかと推測している。顔の湿疹に少し遅れて下痢、そしてお尻のひどいかぶれも出たのだけど、お尻かぶれもやっぱり砂糖つながりでカンジダだろうなーと思ったので、ティーツリーオイルを水に混ぜてスプレーしたら劇的にきれいになってきた。ティーツリーとかで殺菌しちゃうのも本当は抑圧ということで良くないとホメオパシーの世界では言うけど、あまりにひどくて皮膚が丸剥けになってしまい、肉が見えているような状態だったので、薬を使うよりはましだろうとティーツリー使用。今はほぼ全快です。下痢は今も続いてるけど、モモの時を思い起こせば今ぐらいの時期ってまだ下痢状でも普通なわけで、砂糖を抜くまでの便秘状態が単に治ったということなのかな、と思います。そう、すごい便秘だったの眞手。週に１度か２度、カッチカチのが少量出るだけだった。あれは砂糖便秘だったのね。

今は私、ホメジャのキャンディセットを摂ってます。砂糖がやめられない人、カンジダ持ちの人向けのレメディのセットなんだけど、眞手妊娠中にカンジダになった時買って、効かなかったもの。それを「今なら効くかな？」と出してきて、飲んでおります。砂糖はやめたけど、甘味への渇望はまだまだあるので、それが落ち着くのを願って。砂糖を摂りすぎてる人は、ホメオパシーも何も効かないみたいだからね。事実ほとんど効かなかったもんね・・・今まで。あとはティッシュソルトのNat-Phosというのがピンと来たので、摂取中。このレメディたちも母乳を通して（いや、実は母乳を通さなくてもエネルギー的に）眞手に行くはず。