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玄界灘渡部の暫定的個人日記

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2011.03.18
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現在、買占めが問題になっている。政府がついに強制的な対応を検討しはじめたとのニュースも。
近所のスーパーには食料品があふれている。いつもと同じ光景だ。卵、牛乳、納豆。生活用品は乾電池、紙おむつなど一部の商品の棚だけが空っぽだ。ラジオと懐中電灯も品切れだという。ガソリンスタンドは毎日長蛇の列。
しかしこれは本当に「買占め」か?

テレビの報道によると、牛乳は紙パックの製造工場が茨城に集中しており、そこが被災したことと物にくわえて物流が寸断されていることが品薄の原因とのこと。
納豆の産地も茨城が名産だがそれ以外も関東以北が多いのでその影響のようだ。
鶏卵の出荷数全国1位は茨城である。
パンについても業界2位の敷島製パン(パスコ)の利根と埼玉工場が被災しているのでその影響は大きいだろう。


つまりはこれらの品薄の原因は、関東の台所である茨城・東北の震災被害と物流の分断にあると思われる。
そもそも納豆何10パックも買ったりする納豆好きがそれほど多いとは思えない。

懐中電灯はせいぜい家族の人数分くらい買ったら追加では買うまい。ラジオはもっと少ないはずだ。
単にもともと生産量が多くないのに、短期間に需要が集中して供給が追いつかなかっただけではないだろうか。

電池と紙おむつについては、買占めではなく買い置きだろうから、ある程度の量が行き渡れば沈静化されるはずだ。
どちらも製造メーカーは増産を予定している。
実際今日行ったホームセンターには店頭に大量に並べられており、多くの人が買っていくがその量はみないたって普通の量だった。
紙おむつの入手は小さなお子さんがいる家庭にとっては必需品であろうし、多少の買い置きは責められまい。

 こうやって見ると、実際に買占め(必要以上の購入)とも言えるような状況になっているのは、カップ麺くらいじゃないだろうか。
他にもあるのかもしれないが、私の生活で目にする品目でいえばそれくらいだ。カップめんも私が知らないだけで、品薄になる理由があるのかもしれない。

ガソリンはもっとも顕著だろう。いくら長時間並んでも満タン以上欲しがることはあるまい。
一部ポリタンクにまで入れて買っている人がいるという噂をきいたが、あくまでごく少数だろう。
今では多くの店舗が購入量に制限をかけているので、満タンさえ難しいことが多いと聞く。
それなのに行列が途絶えない。皆必要な分さえ買えていないのだ。
これは関東の精製工場が生産をストップしていたことと、被災地に多くのガソリンを回していることが原因だ。

つまり、買占めと呼べるような現象は殆どなく、ただ単に入荷が少ないものを、必要な人が必要な量だけ買っているだけのことではなかろうか。
生産地と流通経路の被災が供給を妨げているにすぎない。

もし平時よりは需要が増大しているのだとすれば、それは福島原発事故の先行きの不安感、不透明感が生んでいる需要ではないだろうか。
事態は日々悪化しているにもかかわらず、その先にある展望を全く説明できない場当たり的な政府の説明不足および政策。
見えないことが人々の不安感を日々増大させている。

その証拠に、地震直後からパンはすぐに売り場から消えたが、米は大量にあった。
1週間経たって、今では米まで不足しはじめている。
直接影響が及ぶことは考えにくい西日本でさえ、店頭に空いた棚が目立ち始めたという。
不安は治まるどころか広がるばかりだ。過度な需要が拡大を始めている。

政府は、「買占め」などという巷に流れた噂に乗じて問題を国民になすりつけている場合ではない。
今後あの福島原発をどのように制御下にもどすつもりなのか。最悪の場合にはどこまで被害が広がるのか。
そして、それを避けるための「解決のロードマップ」の中で、今我々がどの位置にいるのか。
当事国として世界で最も厳密に予測した情報を、国民に説明すべきだろう。

十分に説明をつくした上で、解決にむけて全国民に協力を求めるべきだ。
そうすれば今までの「先の見えない不安」は全国民にとって「立ち向かうべき問題」となる。
こうなれば我々は強い。国民一丸となって問題にとりくむはずだ。
今原発を取り巻く問題を全国民が共有することができれば、より多くの技術やアイデアが提供されるかもしれない。
情報の共有こそが、現状を打破する鍵である。
情報を隠蔽して少ない頭で考えた結果が現状なのだから、これ以上時間を無駄にするこはない。
決死の覚悟で現場に向かう人々を、カミカゼ特攻隊にしてはならない。

日本中に知恵を借りるのだ。必ず策はある。
それだけの技術と覚悟が日本には必ずある。








Last updated  2011.03.18 09:52:40
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