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エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストランを鑑賞
料理の映画だが、いわゆる「観て腹がへる」というタイプの映画ではありません。 それは映画のせいというよりは、オーナーシェフのフェラン・アドリアの「常に客に驚きを提供する」というコンセプトからすれば当然のことだといえる。 つまり見た目から想像できない味、想像を裏切る食感を重視する彼の料理は、言い換えると見た目はそれほど美味そうには見えない。 乱暴な言い方をすれば、とても美味そうには見えない料理が、食べてみると驚くほど美味いというのが彼の料理なのだとおもう。 照明についても料理を題材にした映画とは思えぬほど控えめで、暗めの映像。 これは液体窒素や氷などをつかった料理が温度にかなり敏感なのだろうだろうと推測される。 そしてよく言えば「余計な演出を排除した」展開は淡々と時にダラダラと進む。 料理の専門家には資料的な要素が多分にあるのかもしれないが、素人にこの単調さはなかなか厳しい。私の連れは開始30分も経たないうちに隣で爆睡していた。 色々と面白い所も沢山あったのですが、正直ディスカバリーチャンネルで1時間番組にまとめて頂いた方が私あたりの人間には見やすい作品になったと思う。 現在ハリウッドでもエル・ブリの厨房を題材にした映画が製作中とのことなので、そちらがどのような作品に仕上げてくるのか興味深い。 個人的にはペネロペ・クルスあたりが出てくると一気にシズル感アップなのだがどうでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.05 22:48:33
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