2011/01/11(火)00:07
ケア対策
22,12月29日
お昼前に姉が来ました。お昼に、介護センターからヘルパーのSさんが来ました。
「退院できて、よかったですねえ」
ヘルパーさんが、寝ている母の耳元で言うと、母は「はい。ありがとうございます」と嬉しそうに返事しました。姉が横から「それがいいことないんですよ」と言いました。
「治療拒否して、強制退院させられましてんわ」
「へえ。そうなんですか」
「『注射は要りません』『血は採らんといてください』いうて…。そいで先生が、『治療出来ませんから、帰ってください』言わはったんです。ヘルパーさんは暮からお正月明けまでお休みやし、私らもみな忙しいのに、『どうするのン!?』言うてますねん」
「今までみたいには行かないんですか?」
「10日も絶食でしたから、足が立てんようになりましてん」
「病院へ入ったら、みな『足がダメになる』、言うてはりますわ」
「24時間点滴で、おむつでしょ。おシリもダメになってますねん。おむつは5時間ごとの一斉交換ですわ。」
「ああ。便の始末しなくて済むように、絶食なんですね」
「お腹がぺこぺこで死にそうや、言うてましてん」
「そうですか。頭はっきりしてはるからそれが言えてよかったですわ。黙ってる患者さんは、ほんまに死ぬかも知れませんよ」
大勢のお年寄りのいろんな状況を聞いているヘルパーさんは、よく判っていました。ヘルパーさんは、私が頼んだ買い物に行ってくれました。帰って来て、掃除機をかけて貰っていると、介護センターのオーナーМさんが来ました。
「良かったですねえ」
「それが、ええことないんです」
姉は、ヘルパーさんに言ったことをもう一度言いました。Мさんは母の状態をみて、年明けには応援を増やすよう、ケアマネージャーに新しいプランを立てて貰いましょうと言って帰って行きました。
3時過ぎに、かかりつけのドクターが来て、母に「良かったですねえ」と言いました。
入院はこのドクターの薦めだったので、さすがに姉は、「それがええことないんです」は言いませんでした。母は、病院から貰って来た薬が合わないと訴えました。
「では、いつものお薬を出しときましょう。あれはよく効く薬ですから」
いつものよく効く薬を飲んでいて、なぜ急に悪くなったのか、わかりません。
3時過ぎに、ケアマネージャーが来ました。