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カテゴリ:雑感
わたし自身がサプリメントアドバイザーを自称しているためか、様々な人から、様々な健康食品のお誘いがあります。
なかにはパッケージを見ただけで怪しいなと思うものも少なくありません。こうした健康食品の箱に当然必要な法規に則った記述がないものなどがそうです。 しかし、その健康食品を紹介してくる人は、販売会社のパンフレットや勉強会での説明を信じ切っています。法的なことが無知ということもあるでしょうが、必ず近いうちにがっかりする出来事があるはずだとは思いながらも、そこまでストレートには言い切れず、対応に困るのです。 こうした健康食品の通例として、驚くべき体験談が語られるのです。中には、それが書籍になっていることもあります。普通の人が、きちんと製本され普通の書店で販売されている書籍に書かれていることを信じてしまうのは、無理からぬことがあると思います。 <例の出版社はどこがまずいのでしょうか?> 皆様もたぶん記憶の片隅にあると思いますが、少し前にある出版社が摘発されました。出版社の意見は、「日本は自由の国であり、何を発言しても基本的によいはず。その本を利用して製品を販売した場合はいわゆるバイブル商法で違法だが、当社はそうした販売はやっていないので、適法である。」といった趣旨だったと思います。しかし、当局の見解は異なり、結果として根拠のない内容を書くことにより、利益を上げたというものです。 わたしが一番問題だと思うのは、その本に書かれていた体験談がすべて創作だったということです。つまり嘘八百を並べ立てていたということです。この出版社の罪は、本に書かれた内容を信じて、藁をもすがる思いで多額のお金を使ったあげく、結局効果なく亡くなったガン患者さんがたくさんいたのではないかという点です。 この本は「アガリクスがガンに効く」という内容です。アガリクスがガン治療に効果があるかどうかは別問題として、嘘の体験談でガン患者たちを惑わせたことは事実であり、そこに倫理的な視点の欠如を感じます。いくら言論の自由があるからといって、嘘によって人の生命を左右した可能性があるわけですから、許されるものではないと思います。当局もそうした点を重視しているのではないかと思います。 <体験談を前面に出してくる健康食品は避けた方がよい> 実は、こんな文章を書くきっかけは、わたしのブログにされたトラックバックにそうしたビジネスへのお誘いがあったからです。商品は、説明を読む限り悪いものではないような気がしました。わたしのメルマガなどで何回も説明している「糖鎖栄養素」を基本にしたものでしたから。 ただ、「体験談」を前面に押し出しており、こうした商品は成分だけ見れば優れたもののように見えても、実は内容は酷いものだということが多いのです。ですから、繰り返しますが、「体験談」を前面に押し出した売り方をする健康食品は選択しない方が賢明だと思います。少なくとも、わたしは決して買いません。 ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。 ★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします! ★毎週1回のペースでメルマガを発行しています。こちらもよろしくお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917 ★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月09日 12時35分33秒
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