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2006年07月09日
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カテゴリ:脂肪酸
 今日も不飽和脂肪酸について書きます。しつこいと感じられる方もいらっしゃると思いますが、非常に重要なことなので、繰り返しを恐れず書いていきたいと思います。ぜひ復習のつもりで読んでいただければと思います。新しいことも書いてありますので、がっかりはしないと思います。

 不飽和脂肪酸は炭素が二重結合をしていて水素がついていない部分があることが特徴です。ただ、その二重結合の場所と数に違いがあります。

 オメガ6のリノール酸は不飽和な場所が端から6番目から始まり、さらにもう1ヶ所不飽和な場所があります。つまり都合2ヶ所に不飽和な部分があるわけです。

 オメガ3のアルファ・リノレン酸は不飽和な場所が端から3番目から始まり、さらにあと2ヶ所不飽和なところがあります。このように不飽和な場所が2ヶ所以上あるものを多価不飽和脂肪酸といいます。

 そして、不飽和が始まる位置が端に近く不飽和の箇所が多いものほど活性度の高い不飽和脂肪酸ということになります。

 つまり、オメガ3は最も活性度が高い不飽和脂肪酸ということになります。活性度が高いとは、体に入ったときの生理活性が高いということもありますし、酸化しやすいということもあります。

 さて、イタリアンブームもあり、オリーブ油がヘルシーな油であるということが言われるようになっています。その理由も上記のことと関連します。

 オリーブ油に多く含まれるオレイン酸は、オメガ9の不飽和脂肪酸です。つまり、不飽和の場所が端から9番目に始まるわけです。しかも、不飽和な場所はここだけ、そのため一価不飽和脂肪酸と言われます。

 これらの化学的な特徴からもわかるように、オメガ9のオレイン酸は不飽和脂肪酸の中では最も安定しています。酸化も比較的しにくいです。ただし、オリーブ油を購入するときは、必ずエキストラバージンのものを選んでください。それ以外のものは、何らかの化学的処理がされていると思って間違いはありません。

 実は、アミノ酸に必須アミノ酸(体の中で合成できないので食品から取る必要があるアミノ酸)というものがあるように、不飽和脂肪酸にも必須不飽和脂肪酸とも言うべきものがあります(必須アミノ酸とは意味合いが違いますが…)。これは、身体の中で作ることができず、食品として摂取しなければならないものです。

 それが、オメガ3ではアルファ・リノレン酸です。なおこの脂肪酸を最も豊富に含んでいるのは亜麻仁油です。アルファ・リノレン酸は代謝の過程でEPA(エイコサペンタエン酸)→DHA(ドコサヘキサエン酸)と進みみます。つまり、EPAの前の段階もあるわけで、そういう意味からはやはりアルファ・リノレン酸から始めてもらいたいですね。

 オメガ6における必須脂肪酸の位置にいるのはリノール酸です。そういう意味でかつてリノール酸をたくさん摂取すると体によいと思われていましたが、その後摂取のし過ぎによる弊害があることがわかりました。リノール酸の代謝の過程でできるものとして、ガンマ・リノレン酸アラキドン酸があります。

 アラキドン酸は牛や豚等の獣肉に多く含まれており、現代の一般的な食生活を送っている人が不足することはまずありません。ただし、肉を全く食べず、しかもリノール酸も全く摂らない場合は不足します。しかし、肉を食べないのはともかくとして、植物油も一切取らないというのは、ダイエット法として完全に間違っていますので、こうした極端なことはしないほうがよいでしょう。

 なお、ガンマ・リノレン酸は生理活性作用が優れているのでぜひ十分に摂取したいものです。それに、およそ25%の人がリノール酸からガンマ・リノレン酸を作れないという研究結果もあります。そうでない人でも、ガンマ・リノレン酸を積極的に摂取することは、特に環境の悪化した現代では必要だという意見もあります。

 ただ、ガンマ・リノレン酸を多く含むのが月見草油など非常にマイナーなものなので、なかなか取りにくいのが現実です。サプリメントも販売されていますが、できれば自然の油から摂りたいものですね。ガンマ・リノレン酸の含有量が最高と言われるルイジサ油が昨日ご紹介したAtowaというお店で販売されています。

 今日はここまでにします。



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最終更新日  2006年07月09日 08時04分35秒
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