不飽和脂肪酸(2)
不飽和脂肪酸の続きです。健康情報に詳しい方はすでにご存じだとは思いますが、大切なことなので復習のつもりで読んでくださいね。 不飽和脂肪酸には大きく3種類あります。活性度が高いものから、オメガ3、オメガ6、オメガ9です。n-3,n-6,n-9とも言われます。 オメガ3の代表はアルファ・リノレン酸で、代謝されてEPA⇒DHAになります。アルファ・リノレン酸は亜麻仁油(フラックスオイル)、EPAとEHAは青魚に多く含まれています。特に亜麻仁油は酸化しやすいため、加熱調理には向いていません。 オメガ6の代表はリノール酸で、いわゆるサラダ油などがそうです。また価格的に安いので、炒め物・揚げ物などにもよく使われています。亜麻仁油ほどではありませんが、酸化しやすいので、調理後は素早く食べる必要があります。なお、スーパー等のお総菜は、多かれ少なかれ酸化しているものと考えた方がいいでしょう。 リノール酸が代謝されてできるガンマ・リノレン酸はたいへん有用な脂肪酸で、医療の現場でも使われています。昨日書いたアラキドン酸は更に代謝が進んでからできるものですが、お肉の場合ははじめからアラキドン酸が中心になっています。 オメガ9はオレイン酸が代表です。エキストラバージンのオリーブオイルには特に多く(90%位)含まれます。また菜種油やキャノーラ油にも豊富に含まれています。比較的酸化しにくいので、日常の調理にはこちらを使うようにした方がよいでしょう。 これらの不飽和脂肪酸をバランス良く摂取することが身体のバランス調整にはとても重要なのですが、実際にはオメガ6偏重になっており、また肉をたくさん食べることによりアラキドン酸が過剰に摂取されているのです。しかも、それらが酸化していることが多く、これも現代の食生活で大きな問題になっているのです。★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします!★毎週1回のペースでメルマガを発行しています。こちらもよろしくお願いします。 ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917★ひとみ先生のホームページもよろしく! ⇒ http://www.kenko-club.jp